実年よりもいつも老けて見られる
何故かいつも実年齢よりも老けて見られてしまうといった人も一定数いると思います。
若い頃であれば、老けて見られてしまっても大人っぽさがあるような印象を受けますが、ある程度、年齢を重ねていくと実年よりもいつも老けて見られてしまうのは悲しいものです。
年齢とともにシワができてしまうのは、ある程度は仕方のないことですが、年齢を感じさせてしまうパーツというのが、目元よりも口元にあるとされています。
ある一定の年齢を過ぎても老けて見える人
ある一定の年齢を過ぎても老けて見える人の場合、原因は口元にある可能性が高いかもしれません。
例えば、昔は実年齢よりも老けて見られてしまっていても、ある一定の年齢に達した時に実年齢と差異がないように見られている人もいます。
このように、ある一定の年齢を過ぎても常に実年齢も老けて見られてしまうのであれば、口元のケアなどを見直してみるのも必要です。
一見、目もとに目が行きそうな感じがしますが、実年齢よりも若く見えたり、老けて見えたりする原因は顔下半分で決まります。
特に口元のシワと言うとほうれい線は大きなシワとなりやすいため、老けた印象を相手に与えやすくなります。
そこで、今回は口元のシワを改善して若々しくなりたいと言う人のためにも口元のシワについて、原因や種類など改善策も紹介していきます。
口元のシワの原因
口元のシワとひとことに言ってもその人の肌状態や生活習慣でも異なります。
特に乾燥肌の人程、シワになりやすい傾向があります。
肌が乾燥してしまうと、常に肌に水分や油分が足りない状態ですので、少しのことでも外部からの刺激に敏感になってしまいます。
乾燥によるシワ
先に書いた通り、乾燥肌の人はシワになりやすい傾向がある中で、特に乾燥する季節は注意が必要です。
乾燥肌ではない人であっても、冬や紫外線の強い季節は水分が蒸発しやすく、シワができやすくなります。
また、乾燥によるシワは、ちりめんシワと呼ばれるような細かいシワができやすくなります。
このちりめんシワの特徴は笑うことにより、シワが目立ってしまします。
パソコンやスマホが原因
口元には、口輪筋と呼ばれる表情筋がありますが、この口輪筋も年齢と共に衰えてしまいます。
年齢とともに口輪筋の筋力が低下することで、口元にシワができ、パソコンやスマホなどを使う頻度の高い人は、人と直接、会って会話することが減ってしまう傾向があります。
そのため、ゲームばかりして家に引きこもっていたりすと、口輪筋を使い笑う機会が年齢に関係なく若い世代でもできてしまいます。
他にも口元からあごに向かってできてしまう、マリオネットラインも口元の筋力低下が原因でできるシワの一つです。
マリオネットラインはほうれい線とは違い、うっすらとあるだけでも年齢を感じさせてしまう厄介なシワです。
そのため、早めに予防し改善することが重要です。
ダイエット原因で口元にシワができる
今まで、何度もダイエットを繰り返している人は注意が必要です。
特にリバウンドを繰り返し、その度にダイエットをしている人は、口元のシワだけに限らず、身体にもシワができやすくなっています。
必要以上に食事制限をしていると、女性ホルモンの低下やたんぱく質の不足で健康な肌が作られない身体になってしまいます。
実際に極度に太っていた人が何十キロも体重を落とすと、余分な皮膚が余ります。
この余分な皮膚やシワの原因となったり、たるみの原因になるため、ダイエットを行う際は無理な食事制限などを行わず、ゆるやかに体重を落としていくことが、かなり重要となります。
噛む癖が原因で口元にシワができる
多くの人は食事をする時に左右のどちらかで、噛む癖の強さや頻度が異なります。
人間の身体は左右均等にできていないため、ある程度は仕方のないことですが、左右のどちらかで噛む癖がついている人は食事の際に意識して、左右バランスよく噛むようにすることもポイントです。
右と左で口元を見比べてみて、どちらかに深いシワが入っているようであれば、食事の際に気をつけてみたり、かみ合わせを改善するように歯医者さんで診てもらうのもシワを改善させるポイントです。
この場合にできるシワは、表情シワというシワの種類で肌に折り目がついたようなシワです。
そのため、シワが深い傾向にあります。
口元を改善すると印象も変わる
冒頭でも紹介した通り、顔の下半分で老けて見るか見ないかが決まると書きましたが、そのくらい口元には年齢が出てしまいます。
そのため、口元を改善することで、もちろん、第一印象も変わる訳ですが、口元と言っても唇も含まれます。
唇の印象もとても重要で、唇の印象がどの程度、相手に影響を与えるのかは、顔の印象は唇で変わる!初対面の男性には目よりも口元で判断されていますで、紹介していますので、参考にしてみてください。
口元のシワの改善方法とスキンケア
口元のシワを改善するには、日ごろのスキンケアも重要です。
スキンケアで改善されるシワもありますので、紹介していきます。
保湿ケア
肌が乾燥するとシワができやすくなるため、まずは乾燥から肌を守る必要があります。
特にちりめんシワが多くある場合は乾燥によるため、保湿をメインに行います。
まず、保湿ケアにはクレンジングもポイントとなります。
クレンジングオイルを使っている場合は乾燥につながりやすいため、洗浄力の低い乳液タイプかクリームタイプが良いとされています。
その理由には、オイルクレンジングは洗浄力が強いとされている背景があり、余分な油分まで一緒に落としてしまうからだそうです。
ただ、オイルクレンジングも一概には乾燥肌になるとも言い切れないため、オイルクレンジングと乳液タイプのクレンジングを使い分けてみて、明らかに肌に変化がある場合は、乳液タイプかクリームタイプのクレンジングに変えることをお勧めします。
また、化粧水やクリームなどは肌の保湿に欠かせないとされている、セラミドが配合された基礎化粧品を使うのも良いです。
セラミド以外にもヒアルロン酸やプラセンタなどが配合されている商品もお勧めです。
特に口元のシワの周りには、クリームをしっかりとシワを伸ばすようにマッサージしながら、塗るのもポイントの一つです。
リップクリームは常に塗る
年齢を重ねると唇に縦シワが入るようになります。
若い20代の頃は、特にケアしていなくても、肌と同じようにみずみずしくて、プルっと質感でしたが、月日と共に若さは失われていきます。
年齢を重ねても唇がみずみずしい女性は、1年中リップクリームを持ち歩きケアしています。
実際に私も年中リップクリームを使っているのですが、夏でも紫外線により、唇が日焼けしてヒリヒリとするので、油断は禁物です。
特に重要なのが、家にいる時でも乾燥が気になれば、直ぐに塗るようにし、その際、唇よりもはみ出すくらい塗る方が良いです。
口元や唇に年齢が出る原因の多くは、ほとんどが乾燥によるものです。
夏でも就寝前はリップクリームを塗って、寝るようにすると唇のシワを予防できます。
UVケア
UVケアはシミの予防だけではなく、肌を乾燥させシワの原因になります。
口元のシワや乾燥の老化を早めてしまうのが、紫外線による日焼けです。、
紫外線が強いとされている季節以外も1年を通し行うことが重要です。
SPFやPA配合のUV効果のある下地やファンデーションを使うのも効果的でしょう。
意外と見落としがちなのが、1日中屋内で過ごす場合ですが、その場合も窓や紫外線は降り注いでいますし、パソコンやスマホからもブルーライトによる日焼けが起こります。
そのため、1日屋内に居たり、自宅で過ごす場合も日焼け止め対策は行っておくことがシワを改善するポイントです。
ビタミンC誘導体とコラーゲン
最近では、美白系の化粧品の成分にビタミンC誘導体といった記載のある商品を見かけることが多くなりましたが、このビタミンC誘導体が入った化粧品を使用するのも口元のシワの改善につながります。
口元のシワを改善するには、ハリを生み出すとされている、コラーゲンの働きが欠かせません。
また、年齢とともにコラーゲンの分泌量が低下する一方です。
ただ、コラーゲンは細胞自体が大きくなかなか肌に浸透されにくいとういう点があります。
そこで、スキンケア商品に配合されているコラーゲンが、ナノ化されている商品を選ぶ必要があります。
そして、コラーゲンの生成を促す効果のある、ビタミンC誘導体が配合された、スキンケア商品と併せて使用することで、相乗効果が生まれ、効率良く口元のシワを改善することができます。
マッサージで口元のシワ改善
口元のシワを改善するには、マッサージすることも大切です。
毎日、マッサージができなくても定期的に行うことで、改善されていきます。
マッサージをすることで血行も良くなり、肌全体の血色も良くなりますので、マッサージを取り入れてみるのも効果的です。
リンパの流れを良くして口元のシワを改善
口元のシワと言うと、ほうれい線でしょう。
このほうれい線は、シワが深くなると目立ち年齢を感じさせてしまうことになりますので、リンパマッサージをすることをお勧めします。
リンパマッサージの方法
- 両耳から両手を当て中指と人差し指で耳を挟む。
この際、両耳から首に掛け、軽く圧力を掛けつつ、マッサージし老廃物を流すイメージで行います。(目安は、5~6往復) - 人差し指、中指、薬指の3本で行い鎖骨の上のくぼみを優しくマッサージする。
(目安は、1回につき10秒程度を5~6往復) - 最後に人差し指と中指で鎖骨を挟み外側にリンパ液を押し出すイメージでマッサージを行う。
(目安は、1回につき10秒程度を5~6往復)
このリンパマッサージは血行を良くし、老廃物を流す効果があるため、顔がむくみやすい人やお酒を良く飲むような人には、より、効果的なマッサージです。
常にリンパの流れを良くしておくことで、必要以上にほうれい線のシワが深くなることを予防し改善してくれます。
頬の表情筋のエクササイズ
頬のたるみは、表情筋の衰えと言われていますが、普段からあまり顔に表情を出さない人は、表情筋を柔らかくしほうれい線を改善していくことも効果的です。
頬の表情筋のエクササイズ
- 口を膨らまし舌でほうれい線をなぞる。
口を膨らますことで、シワが伸び舌でほうれい線を口の内側からなぞることで、アイロンでシワを伸ばすような効果があります。 - 左右の頬骨を両手の親指で押す。
頬骨を親指で上に向かって押すことで、硬くなった筋肉をほぐします。(目安は3分間程度、繰り返して行う)
ほうれい線を左右する原因は、頬骨の筋肉と言われています。
頬骨の筋肉は、脂肪や皮膚を引き上げ骨に固定する役割があります。
この頬骨の筋力が低下してしまうと、頬全体が垂れ下がり、頬を支える力が弱くなります。
この頬骨の筋力は、年齢に関係なく、何歳になってもエクササイズを行えば改善されます。
また、親指を使わず、スプーンの裏で行うのもお勧めです。
他にもほうれい線は内腿のたるみが原因でできてしまいます。
また、豆乳の効果については、ほうれい線は内腿(うちもも)のたるみが原因!短時間で無理なく鍛えてシワやたるみを改善する方法で、紹介していますので、参考にしてみてください。
よく読まれている人気の記事ですので、併せて参考にしてみて下さい。
エクササイズグッズで口角アップ
口元で年齢を感じさせないようにするには、口角が上がっていることも大切です。
年齢と共に口角も引力に引っ張られてしまうため、何もケアしていないと口角がどんどん下がってしまう一方です。
そのため、簡単にできる口角エクササイズグッズを使ってみるのも効果的です。
お手頃価格で便利なアイテムですので、下記にリンクを貼っておきますので、気になる場合は参考にしてみてください。
参考 | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
Amazon | ビューティーワールド 口角アップスマイリーエクササイズ | 780円(税込) |
楽天 | ビューティーワールド 口角アップスマイリーエクササイズ | 858円(税込) |
生活習慣の見直して口元改善
口元のシワに限らず、肌の健康を維持するには、生活習慣を改善することも大切です。
普段、仕事などで疲れていると、なかなか気が回らない人も多いと思いますが、気が付いた時に意識するだけでも変化を期待できますので、簡単に見直せる生活習慣の改善ポイントを紹介していきます。
水分補給
乾燥に欠かせないのは、まずは水分です。
身体全体の水分が足りなくなると、先ずは肌や髪、口などが乾き始めます。
身体の生命維持に欠かせない臓器に水分が優先的に割り当てられますので、肌の乾燥や口の乾燥など自覚症状が出る頃には、肌がかなり乾いた状態になっているとも言えます。
そのため、喉があまり乾いていなくても、小まめに水分を補給するのも口元のシワを改善するポイントです。
また、水分補給はできるだけ、水やイオンウォーターなどを摂ることです。
暑い季節になると、身体の水分は水だけでは間に合わず、体液に変化しにくくなります。
汗をよくかく季節はスポーツドリンクなど、適度な塩分が含まれた飲み物を飲むと良いでしょう。
タンパク質を摂る
口元のシワを改善し綺麗な肌を保つためには、栄養バランスの整った食習慣が重要です。
特に現代人には、たんぱく質が不足していると言われています。
細胞を再生するには、タンパク質が欠かせません。
タンパク質を多く含む、肉や魚、豆腐、卵などを積極的に摂ることです。
また、シワの改善に効果的なハリを作るためには、鶏の手羽や牛すじなどのコラーゲンを含む料理も効果的です。
特に女性は年齢と共に女性ホルモンが減少し、肌のハリが低下していきますので、女性ホルモンとよく似た働きをする大豆製品を積極的に摂り入れることもポイントです。
また、豆乳の効果については、豆乳摂取で女性に嬉しいことだらけのイソフラボンとアンチエイジングの効果で、紹介していますので、参考にしてみてください。
何気ない癖を意識する
先にも紹介しましたが、噛む癖も口元のシワの大きな原因となりますが、その他にも頬杖をつくことも口元のシワを悪化させてしまう癖の一つです。
また、口の片側だけ上げてしまうような癖やよく頬杖をついてしまう癖を持っている人は、なるべく意識してみることでも改善されます。
口元のシワには、顔の筋肉や肌の柔軟性がとても重要となります。
癖があると、筋肉を変な形に固定してしまう大きな原因となりますので、注意が必要です。
口元のシワがなかなか改善されない場合
マッサージやスキンケアなどを見直してもなかなかほうれい線や口元のシワが改善されない場合、美容皮膚科などで相談されるのも改善方法の一つです。
また、美顔器やかっさなどを購入してみるのも良いでしょう。
実際に私の場合、左側に深くほうれい線が入っていましたが、リフトアップ効果のある美顔器で毎日頬骨まで皮膚を持ち上げるるようにマッサージしただけで、約1ヶ月程度掛かりましたが、改善されています。
高価な商品を購入する必要もないですが、こういった美顔器などを使用してみるのも効果的です。
できれば、超音波機能が搭載されているような年齢肌向けの美顔器があれば、皮膚の奥に超音波振動が働くため試してみるのも効果が期待できます。
また、美容皮膚科でヒアルロン酸やコラーゲンなどを注入してもらう場合、入院する必要がないのもメリットの一つですが、ヒアルロン酸やコラーゲンは年月と共に身体に吸収されてしまうので、どうしても定期的に注入していく必要があります。
クリニックにもよりますが、値段の相場は1回で安くても3万円くらいは掛かるようです。
お金にゆとりのある人は、クリニックで改善されるのも一つの方法かと思いますが、中長期的に見るとマッサージや美顔器などで改善される方が抵コストで長く維持できるのではないかと思います。
まとめ
口元のシワは目元のシワよりも大きく目立ってしまうのが、厄介と言えます。
実年齢よりも若く見える人は、顔の輪郭がはっきりとしていたり、シワが少ない傾向にあります。
年齢と共にシワはどうしても深くなりやすいため、日ごろの癖や化粧品の改善などを見直していくことが大切です。
また、口元のシワの改善は早く気づき処置を行うことで、回復が早くなります。
年齢を重ねてしまうと、深くなったシワはなかなか改善されにくいので、参考にしてみて下さい。