定着化している拭き取り化粧水
化粧水の前のスキンケアと言うと、洗顔と答える人は一体どのくらいいるものなのでしょうか。
ここ10年くらいで、拭き取り化粧水などの関連商品は一気に増えたように感じます。
それまでは拭き取り化粧水が定着している人は少なく、メディアによる広告も手伝い最近では、多くの女性が、スキンケアの一環として取り入れているようです。
かくゆう私も、そのうちの一人です。
ただ、私の場合は拭き取り化粧水の商品がない時代から、化粧水の前のスキンケアとして、コットンに乳液を染み込ませて拭き取りケアを行ってきました。
私が拭き取り化粧水を始めたのは、拭き取り化粧水と言った言葉が定着する前からです。
そのため、拭き取り化粧水を使い始めてから、15年程経っています。
そこで、今回は拭き取り化粧水の効果について、実体験を交えながら、今に至るまでの私の肌のコンディションなども含め、紹介していきたいと思いますので、是非、参考にしてみて下さい。
拭き取り化粧水を使い始めたきっかけ
20代の前半の頃、私の周りでは、肌に悩む友達がとても多くいました。
20代となると、仕事のストレスやストレスからくる自律神経の乱れなどで、ニキビや肌荒れをよく引き起こしている友達も多く、そのうち、とても仲良くしていた友達が、常に色んな化粧品を試していました。
ある日、その友達が私にアルビオンの化粧品がとても良いと教えてくれたので、早速、20代の頃の私はとても少ない給料を握りしめ、百貨店に向かい購入しました。
その時に美容部員さんから、「アルビオンのスキンケアは化粧水からではなく、乳液から使って頂きます」と教わりました。
それが、きっかけで、乳液をコットンに染み込ませ、拭き取り化粧水でスキンケアを行った後、化粧水を使うと言った、習慣が定着していきました。
拭き取り化粧水の効果
私が拭き取り化粧水を開始して驚いたのは、コットンに多くの残留ファンデーションやマスカラが付いていたことです。
もちろん、スキンケアなので、洗顔後に行っているにも関わらず、コットンが黄味がかっているのです。
実際に拭き取り化粧水を使ったことのある人であれば分かると思いますが、どれだけしっかりと洗顔しても、肌のキメに残ったファンデーションまでは取り除くことが難しいのだと感じました。
そういったこともあり、一般的にどのような効果があるのかを次に紹介していきます。
拭き取り化粧水でニキビ予防
拭き取り化粧水を行うと洗顔では取り除くことのできなかった、メイクや角質を取り除くことができます。
そのため、肌をより、清潔に保つことができるので、ニキビの予防につながります。
ただ、ここで気をつけておかないといけない点として、ニキビができる原因に過剰な油分生成があります。
この場合、いくら肌を清潔に保てたとしても、毛穴に油分が詰まってしまうとニキビの基となるため、拭き取り化粧水の効果を過信せずに食生活の見直しなど生活習慣を整えることも重要です。
肌荒れ防止
ニキビ予防と重なる部分でもありますが、拭き取り化粧水を行うことで、肌に残った残留メイクを取り除くため、その後のスキンケアをしても雑菌の繁殖を最小限にとどめることができ、結果的に肌荒れの予防や改善につながります。
シミやシワの予防
メイクの落とし忘れがあると、古いファンデーションが肌に残ったままとなり、結果的にその部分は紫外線の影響を受けやすくなります。
そうなると、シミやシワの原因となり、いくら頑張ってスキンケアや紫外線対策を行っていても本末転倒です。
肌のキメに残ったファンデーションやアイシャドウなどは、なかなか肉眼では確認できないため、拭き取り化粧水によるスキンケアをプラスして、その日のうちにその日の汚れはしっかりと落とすようにしておきましょう。
化粧水や美容液の浸透率を高める
拭き取り化粧水でスキンケアを行うだけで、メイク汚れをしっかりとクリアできるため、次に使う化粧水などの浸透率がアップします。
その結果、本来のスキンケアの効果を最大限に引き出せることにつながります。
ターンオーバーを円滑にすることができる
拭き取り化粧水は古い角質をしっかりと取り除くことができるため、肌のターンオーバーを円滑に行うことができます。
ターンオーバーとは、一定のサイクルで肌が生まれ変わることを言います。
ただ、古い角質がいつまでも肌表面に残っていると、ターンオーバーが行われていても効果を感じることができず、くすみの原因になり、肌のトーンが暗く感じるようになります。
年齢を重ねるとどうしても、ターンオーバーの機能が弱くなっていくため、なるべくセルフケアでターンオーバーを円滑にしていきましょう。
15年間続けた拭き取り化粧水の実際の効果
先ほどは、一般的に言われている拭き取りスキンケアの効果を紹介しましたが、実際に私は15年間の間拭き取り化粧水でケアしているので、次は私が実感している効果を紹介していきたいと思います。
ただ、はじめに断わっておきますと、必ずしも100%拭き取り化粧水の恩恵という訳ではなく、拭き取りスキンケアと基礎ケアの相乗効果もあると思いますので、あくまでも拭き取り化粧水を使っただけで、得られた効果ではないということは理解して頂ければと思います。
メイクのノリが違う
拭き取り化粧水で感じられる効果が高いのは、メイクのノリが良くなることです。
私の場合は15年間、拭き取り化粧水を行っているので、メイクのノリの良さを改めて実感すると言うよりかは、これが、当たり前の状態なのですが、初めて拭き取りスキンケアを行った時、メイクのノリが良くなったのに感動したのを覚えています。
年齢よりもかなり若く見られる効果
自慢をするつもりは毛頭ないのですが、実際に実年齢よりもかなり若く見られています。
実年齢よりも平均でマイナス10歳くらいは、確実に若く見られていて、ひどい時には、マイナス13～14歳くらい見られます。
若く見られる理由としては、拭き取りスキンケアだけではなく、服装などもあっての相乗効果ではありますが、肌がキレイと良く言って頂けるので、少なくとも、拭き取り化粧水の効果はあると思います。
実際に20代前半の方からも過去に「肌を見たら同い年くらいかと思った」と言われたこともあるので、肌は実年齢よりもキレイなんだと思います。
普通に私がお世辞を真に受けているだけなのでしょうが、肌が汚い人に敢えて、肌がキレイとは言ってこないと思うので、若く見えると言う言葉は素直に受け取っています。
話が脱線してしまいましたが、やはり、古い角質をしっかりと取り除けているだけで、メイクのりも違いますので、これは拭き取り化粧水のおかげだと実感しています。
シミが少ない
実際に年齢よりもシミは少ないように感じています。
ただ、シミのケアは拭き取り化粧水だけではなく、大きなシミはレーザーで取ってしまっているので、あまり参考にならないと思いますが、取ってしまった大きなシミと言うのは、10代の頃にできた日焼けによるシミだったので、化粧をする年齢になってからの大きなシミと言うのは、今のところできていません。
そのため、100%ではないですが、拭き取り化粧水でもシミの予防はできているのではないかと思います。
ただ、私の場合は乾燥肌なので、目元には細かい、ちりめんじわと呼ばれる、シワが結構あります。
アゴニキビの予防
私の場合、拭き取り化粧水で実感しているのは、アゴニキビの予防です。
ただ、これも100%回避できている訳ではありませんが、アゴニキビの出現率は少なくなったと感じています。
冒頭でも書いた通り、私が拭き取り化粧水を使い始めたきっかけは、アルビオンの乳液と書いていますが、現在は化粧水タイプの物を使用しています。
その商品に変えてから、アゴニキビの発生率を減らせていると実感しています。
そのため、アゴニキビや通常のニキビの場合、乳液タイプの拭き取りスキンケアよりも化粧水タイプの拭き取りケアの方が良いと思います。
因みにアゴニキビは、ホルモンバランスの乱れによるものです。
アゴニキビについては、以前に書いた痛い顎(アゴ)ニキビは普通のニキビとは違う！芯がなかなか取れない理由とニキビの種類で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
拭き取り化粧水の種類と効果
ここで、拭き取り化粧水の種類について、簡単に紹介したいと思います。
拭き取り化粧水の種類については、2種類です。
乳液タイプと化粧水タイプです。
この2種類についてもどのような効果があるのかを紹介していきます。
乳液タイプ
拭き取り化粧水として、乳液タイプの商品が実際に販売されているのは見たことがありませんが、アルビオンの乳液は拭き取りスキンケアを意識した乳液です。
ただ、アルビオンでも拭き取り乳液といった種類で販売されているのではなく、乳液と言った位置づけです。
化粧水タイプではないので、拭き取った後はもっちりとした肌を実感することができます。
実際に拭き取り乳液といった商品名で販売されている商品は、今までみたことがないので、お勧めはドラッグストアなどに売られているプチプラの乳液を拭き取り用として、使用されると良いです。
実際に私も美容代を節約したいので、プチプラの乳液で代用していますし、効果も申し分ありません。
わざわざ買いに行かなくても手持ちの乳液をコットンにつけて、洗顔後拭き取るだけでも拭き取りスキンケアはできますので、興味があれば、是非、試してみて下さい。
乳液タイプは乾燥肌に効果的
乳液で拭き取り化粧水で得られる効果は、拭き取った後、もっちり、ふっくらとした肌を感じます。
よくボディーソープの宣伝でも言われていますが、肌を洗うと必要な油分や美容成分も一緒に洗い流されてしまっています。
このような肌にいち早く肌にに必要な美容成分を届けてくれるのが、乳液なのです。
乳液には、油分が含まれていますし、クリームよりも水分が多くふくまれています。
そのため、洗顔後に必要としている、水分と油分を真っ先に肌に届けてくれるため、肌本来の栄養素が補われやすく、ふっくらとした仕上りを感じます。
例えば、極端な話ですが、旅行などで出かける時に化粧水か乳液のどちらかしか持っていけないと言った場合、化粧水を持っていくよりも、乳液を持っていくことです。
こんなに極端な話はないでしょうが、要は化粧水を旅先で忘れてしまっても乳液1本だけあれば、肌の必要最低限の栄養素は補えると言ったところです。
乳液タイプの効果まとめ
- 角質やメイクの除去
- 肌に必要な栄養素を届ける
- 乾燥を防ぎ、水分を閉じ込める
- 肌が潤う
化粧水タイプ
化粧水タイプの拭き取り化粧水は乳液とは違い、肌を更にクリーンにしてくれます。
また、いろんなメーカーから、商品化されており、オイリー肌から乾燥肌まで幅広く使うことができます。
化粧水タイプは頑固なニキビに効果的
ニキビがよくできやすい人には、乳液よりも化粧水タイプの方がお勧めです。
ただ、化粧水タイプで拭き取りケアを行う場合、乳液のように化粧水を代用するのではなく、拭き取り化粧水として、販売されている物を使うことです。
と言うのも化粧水と拭き取り化粧水では、成分が違っており、多くの場合は拭き取り化粧水には必ず、エタノールが含まれています。
拭き取り化粧水で有名な商品として、オードムーゲがありますが、その商品にもエタノールが含まれています。
| 参考 | 商品名 | 価格 |
|---|---|---|
| Amazon | 拭き取り化粧水 オードムーゲ 160ml | 1,246円(税込) |
そのため、殺菌効果があり、雑菌の繁殖を防いでくれます。
化粧水タイプの場合、さっぱりとした清涼感を感じられ、収れん効果のある物も多く毛穴を引き締めてくれます。
現在、私も拭き取り化粧水を使用していますが、ピーリング効果もしっかりと感じられています。
色んな種類のフルーツエキスや乳酸桿菌などの原液を使用している拭き取り化粧水なので、拭き取った後は流石に原液の効果もあってか、肌が上に持ち上げられた感覚があります。
全ての拭き取り化粧水に同じ効果がある訳ではありませんが、殺菌効果とピーリング効果においては同じような効果を得られます。
因みに私の使用している、拭き取り化粧水はチューンメーカーズの 原液ピーリング液と言う商品ですが、原液なのに価格が1,650円とお手頃価格なので、とても助かっています。
興味のある人は、リンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。
| 参考 | 商品名 | 価格 |
|---|---|---|
| Amazon | TUNEMAKERS(チューンメーカーズ) 拭き取り化粧水 セラミド AHA | 1,650円(税込) |
| 楽天 | チューンメーカーズ 原液ピーリング液 120ml TUNEMAKERS 毛穴 角質 ふきとり化粧水 | 1,650円(税込) |
化粧水タイプの効果まとめ
- 角質やメイクの除去
- 雑菌の繁殖を抑える
- 化粧水の浸透を良くする
- ニキビの予防
CICA系拭き取り化粧水もお勧め
今、韓国発祥のコスメで注目を浴びているCICAシリーズですが、CICAは皮膚再生といった意味合いがあります。
肌に傷がついた時に自然免疫で治癒していきますが、こういった意味を持つ、CICAケアからCICAシリーズコスメが話題となっています。
あまりにも人気なため、私もCICAシリーズの拭き取り化粧水を使ってみたのですが、清涼感があり、さっぱりとした肌になります。
特に夏の時期には日焼け後の火照った肌から、熱を吸収してくれるので、日焼けケアにもお勧めです。
頑固なニキビ、損傷にも効果
CICAのパッケージにトラの絵が描いてあったので、気になってショップ店員さんに聞いてみると、野生のトラが怪我した時にツボクサの上で休息することから、ツボクサはタイガーハーブとも呼ばれ、CICAのパッケージにトラが採用されているそうです。
CICAスキンケアには、このツボクサエキスが用いられており、最近では、WHOが21世紀の驚くべき効果のある薬草と発表したことで、注目を集めているようです。
アフリカや東南アジアでも古来から、ツボクサは火傷や外傷などに用いられており、頑固なニキビや繰り返すニキビにも殺菌、抗酸化作用があるため、非常に効果的です。
私も顎ニキビができそうな時は、いつも使っている拭き取り化粧水をCICAマイルドトナーパッドに変えていますが、顎ニキビができる回数もかなり減りました。
私の場合は、体調によって使い分けていますが、ニキビができやすい人は、ツボクサ由来の拭き取り化粧水などのスキンケアを試してみるのも効果的です。
下記にリンクを貼っておきますので、参考にしてみて下さい。
愛用中のCICA マイルド トナーパッド
| 参考 | 商品名 | 価格 |
|---|---|---|
| Amazon | 【正規品】シカマイルドトナーパッド(60枚)拭き取り化粧水 | 1,815円(税込) |
| 楽天 | 【正規品】シカマイルドトナーパッド(60枚)拭き取り化粧水 | 1,452円(税込) |
何故、洗顔でだけでは角質が取れないのか？
さて、拭き取り化粧水について、色々と紹介していきましたが、そもそも、何故、洗顔だけでは角質や汚れが落ちないのかと言った疑問です。
洗顔もスキンケアの基本中の基本として、とても大切なケアです。
ですが、拭き取り化粧水や拭き取りスキンケアが定着した背景には、やはり、洗顔だけでは十分に汚れが落とし切れていないと言ったことでしょう。
洗顔だけでは肌のキメまで洗えない
洗顔をする時に泡で洗う人もいれば、そのまま泡になる前に洗顔料をつけて洗う人もいるかと思います。
いずれにしても、粒子が肌のキメにまで届かないのです。
肌のキメは顕微鏡で見るとしっかりと確認できますが、肉眼ではよく見ないと分かりにくいものです。
更に肌のキメを肉眼で確認できても、そのキメに入った汚れを細部まで確認することは難しいでしょう。
また、角質も肌を強くこするなどしない限り、確認することはできません。
クオリティが高くなるコスメ
ありがたいことにコスメのクオリティは、10年～20年間だけでも非常に高くなりました。
更に今の60代、70代の人が20代の頃に使っていたコスメのクオリティと比べると、月とスッポンくらいの差かもしれません。
それくらい、プチプラコスメでも100均コスメでも全体的にコスメのクオリティが底上げされています。
特に粒子が細かくなっています。
ファンデーションが良い例で、今のファンデーションは非常に粒子が細かく、肌への密着度が高くなっています。
アイシャドウやチークに至ってもそうです。
このようなことから、肌のキメに粒子が残りやすく、クレンジングや洗顔だけでは汚れや角質が十分に落とし切れていなくなっているのです。
古い角質は垢
身体の場合であれば、あかすり専門が銭湯にあったりします。
拭き取り化粧水やピーリングは、この垢すりと同じです。
顔は思いっきりこすることができないので、エステや皮膚科などでピーリングを受けることになりますが、いわば顔の垢を取り除く作業です。
身体の場合、垢すりやボディブラシで洗うのは、逆効果であると言われていますが、特に女性の場合、顔の汚れはしっかりと落としておかないと、ほとんどの人は翌日に化粧をします。
そうなると、古い垢が顔に残ったままだど、紫外線の影響や肌荒れの原因につながるため、拭き取り化粧水と言った習慣が定着してきたと言えます。
まとめ
基本的に拭き取り化粧水は洗顔後に使いますが、朝晩共にする必要もないと思います。
朝は時間に余裕のない人も多いと思いますので、夜だけのケアでも良いでしょう。
ただ、朝か夜であれば、夜にケアすることをお勧めします。
その理由は、就寝中のターンオーバーを促進できるからです。
因みに私の場合は、必ず、朝と夜の1日2回行っていますが、人によって肌の状態は違いますので、無理のない程度にケアするようにすることが大切です。
Trendy Zone オススメの拭き取り化粧水 Line Up
TUNEMAKERS は、原液を使用したお手頃価格の拭き取り化粧水です。
小林製薬のオードムーゲはドラッグストアなどで簡単に手に入る定評のある拭き取り化粧水で殺菌効果も期待できます。
