気になるシミがどのシミ種類かを明確にする
まず、シミの種類をしっかりと理解した上で、対策を取ることが一番です。
必ずシミの種類を見分けてから、ケアすることを始めてみることで、変化が現れ始めます。
シミと一言で言ってもシミが出来た経緯や原因が特定できないと、どれだけ高価なシミ対策化粧品を使っても改善されませんので、どのシミのタイプかを理解しておくことは、本当に重要です。
老人性色素斑
老人性色素斑はシミの原因で一番多い種類と言われ、10代や20代でもできるシミです。
特に乾燥肌の人は紫外線のダメージを受けやすいので、10代でも乾燥肌の方は老人性色素斑ができやすい傾向にあります。
老人性と聞くと、50代、60代をイメージされる方も多いかもしれませんが、年齢に関係なく、紫外線によってできます。
実際に私も学生の頃から、すでにシミがありました。
特に昔は今ほど、紫外線の影響を問題視していないことから、学生でも長時間紫外線の強い時期に外で体育などをしているともろにお肌にダメージを受け、早ければ数か月後にはシミになります。
このシミの特徴として、大きさは、2~3㎜~数10㎜ほどの大きさの平坦で丸い形であることが多いです。
肝斑
肝斑は、頬骨や額に左右対称にでる濃淡の均一なシミです。
30~40代の女性に多く見られるそうです。
また、閉経と共に消えるのも特徴です。
また、閉経ととともに消えるので、女性ホルモンが関係しているのではないかとも言われています。
ピルの服用や妊娠中にも表れやいシミと言われています。
他にも、ホルモンバランスの乱れや肌への刺激、乾燥が原因でできるシミで、肝斑ができやすい場所は頬、目の下、鼻の上と下などに左右対称に現れます。
この肝斑は、レーザー治療が利かず、万が一、レーザーを当ててしまうとかえってシミが濃くなるため、しっかりとした医師の診断が必要となります。
レーザーでシミを消そうとしている場合は、エステなどで当てるよりも美容皮膚科で適切な診察をし、改善することを強くお勧めします。
そばかす
小さな斑点が鼻を中心に顔全体に散らばったように出ます。
特徴として、遺伝的要素が大きいとされ、幼稚園や小学生くらいから出てきます。
成長とともに増えたり、紫外線の影響で濃くなることもあるため、あまりにも気になる方は、医療機関でしっかりと診断されるのが良いでしょう。
脂漏性角化症
脂漏性角化症は、イボ状に盛り上がるタイプのシミです。
シミの角化が進み、隆起したもので、手の甲に出るケースも多く、美白化粧品では効果がありません。
治療法としては、炭酸ガスレーザーで、薄くけずり取ったり、液体窒素などで焼いて治療します。
私も脂漏性角化症が右頬に出来ていて、実際に皮膚科で炭酸ガスレーザーで、削り取ってもらいました。
受診する美容皮膚科によっても料金は異なりますが1㎝未満くらいの脂漏性角化症で、10,000円するかしないかくらいです。
また、治療後は当日から、入浴も可能です。
治療した後は、肌が赤くなりますが、病院から出された軟膏を塗ると1週間程度でおさまります。
非常にイボに似ているため、脂漏性角化症とイボの区別がつきにくいのも特徴です。
また、放置しておくと、大きくなることもあるようですので、心配な方は皮膚科で診てもらうのが良いと思います。
その他にもシミの種類はありますが、普段、悩んでいる人が多いシミの種類として、代表的なものをご紹介しました。
シミの種類 | 原因 | 特徴 | ケア方法 |
---|---|---|---|
老人性色素斑 | 紫外線 | 10代や20代でもできるシミ | レーザー治療・フォトフェイシャル・ハイドロキノン |
肝斑 | 女性ホルモンが関係 | 頬骨や額に左右対称にでる濃淡で均一なシミ | トラネキサム酸内服薬といった飲み薬で改善 |
そばかす | 遺伝性による | 幼少期からある | 医療レーザー |
脂漏性角化症 | 紫外線の影響と皮膚の老化 | 大きさは2~3mmから2~3cm程度 | 炭酸ガスレーザー・液体窒素での治療 |
シミ取りの治療方法と改善策
毎日、きっちりとケアしているのに、シミが改善されない場合は、やはり美容皮膚科を受診して、レーザーで焼いてしまうのが手っ取り早いです。
必要以上に効果もない高額な化粧品でシミを改善しようと思っても、トータルコストが掛かりすぎますし、時間もお金も非常に勿体ないです。
また、日本で販売されている化粧品は、美白だけに限らず、シワの改善など、扱える成分が海外の化粧品よりも少なく効果は見込めません。
そのため、美容の知識があるプロは、日本の化粧品を使わず、海外から輸入した化粧品でケアしている程です。
それだけ、日本で販売されている美白やアンチエイジングなどの商品は、効果が薄いということです。
逆を返せば、安心して使えるのが、日本の化粧品とも言えます。
ここで、レーザー治療について、実際に私が体験したことをご紹介します。
レーザー治療は、レーザーで焼かれる瞬間よりも、その後の方がじゅくじゅくしてヒリヒリします。
シミの大きさに比例して、痛みも変わるイメージです。
また、レーザー後の患部が綺麗になるまで、塗り薬と飲み薬を併用しました。
塗り薬は、ハイドロキノンを処方されています。
レーザー後、通院もしていましたので、レーザーで焼いた後の方が大変でしたが、今となっては、レーザー当てて良かったと思います。
但し、レーザーを当てても同じところにシミが出てくる場合もあります。
このような場合は、レーザーの効果がなかったのではなく、表面に出てきていなかったシミが後になってでてくる場合と、シミが一つではなく、複数重なり合ってシミができていた場合に起こります。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、レーザー治療とは異なり、顔全体に光を当てて治療します。
肌トラブルの原因のみに働くため、安全性の高い美容医療と言われています。
レーザーのように一点集中型ではなく、肌全体をケアする事が出来きるため、肌への刺激も少なく化粧も直ぐにできます。
但し、レーザーのように皮膚の奥まで光が届かないので、シミが薄くなることがあっても、完全になくなることは難しいと言えます。
肌全体が活性化されるため、化粧ノリが全然違います。
ハイドロキノン
シミ治療といえば、ハイドロキノンを思い浮かべる人も多いかもしれません。
確かにハイドロキノンには、シミを薄くする効果もありますし、私も実際にレーザー治療後はハイドロキノンを処方されています。
ただ、ハイドロキノンは劇薬のため、医師の診断による適切な処置が必要とされています。
特に濃度の濃いハイドロキノン5%以上の物は医師の診断がないと手に入れることはできません。
私が処方されたハイドロキノンは7%のもので、7%と聞くと、たった7%?と思うかもしれませんが、ハイドロキノンは劇薬です。
そのため、少量であっても効果は高く、もし、何も前知識のない人がシミのケアとして、高濃度のハイドロキノンを使用してしまうと、シミが消えるどころか、シミだけではなく、塗ったところの肌の色まで白抜けしてしまいます。
肌が白抜けしてしまうと、元の肌の色には戻りません。
そのため、ハイドロキノンを使用する場合は、極めて注意が必要です。
とはいえ、最近では、化粧品にも1~2%の極少量のハイドロキノンを使用した化粧品も売られています。
化粧品で扱えるハイドロキノンは、安全性を確保するため、微量のハイドロキノンを含むことができませんが、どうしてもハイドロキノンを試してみたいという方は、ビーグレン(b.glen)がお勧めです。
特に美容皮膚科やエステは保険が適用にならないため、高額になりがちです。
特に顔全体のシミにお悩みの方には、少量でもハイドロキノンが配合された化粧品を試してみる価値はあると思います。
但し、ハイドロキノンに効くシミの種類としては、老人性色素斑には最もよく効きます。
紫外線でできたシミだと分かるようであれば、ハイドロキノンが有力です。
大豆系の化粧品を使う
最近では、ドラッグストアに手頃な価格で、売られている化粧品が人気です。
大豆系の化粧品を紹介する理由に、妹が豆乳イソフラボンの化粧水を数年くらい使用しており、久しぶりに妹に会うと、目立っていたシミが消えていたことがありました。
わりと最近できたようなシミであれば、効果は期待できるのではないかと思います。
但し、ハイドロキノンよりも効果が出るまで最低でも半年~1年は掛かるので、短期で改善されたい方は他の手段を選ばれた方が良いと思います。
紫外線は身体にとっても必要
紫外線の影響から身体にに起こるダメージが多いようにも感じますが、実は紫外線は身体に害ばかりと言ったわけではありません。
紫外線を適度に浴びることで、体内でビタミンDが生成されます。
このビタミンDは、人間が生存するのために血液中カルシウム濃度を一定の濃度に保とうとする働きがあり、骨の健康に影響します。
そのため、日照時間が少なかったり、極度に紫外線を予防し過ぎてしまうと、骨粗しょう症や骨がもろくなってしまいます。
まとめ
結局のところ、シミは出来ないように予防するのが一番です。
シミの予防策として、夏場でも保湿することも大切です。
紫外線は肌が乾燥すればする程、肌に入ってくるので、夏場でもしっかりと日焼け止めクリームを塗った後、保湿系の化粧品でケアすることです。
但し、日焼け止めもSPFが高ければ高い程、肌に負担が大きいので、仕事の行き帰りだけなら、SPF30までの日焼け止めを愛用しています。
何かの参考になればと思います。