鼻の毛穴は目立ちやすい
「人と会話をする時は相手の目を見て話しましょう」なんて言われますが、鼻の毛穴が開いていると鼻に目がいきます。
というのも、鼻は顔の中心部分に位置するため、目立ちやすいためです。
特に鼻が顔の大きさに比べ大きければ、会話中に相手から鼻を見られていることも少なくありません。
このようなシーンで、鼻の毛穴が開きイチゴ鼻になってしまっていると良いイメージを持たれないかもしれません。
意中の彼や初対面の異性との会話で、イメージを悪くするのは避けたいと思うのではないでしょうか。
一度、鼻の毛穴が気になってしまうと、周りの目を気にしてしまうものです。
今回は鼻の毛穴が開くイチゴ鼻の原因と毛穴を引き締める方法について、紹介していきます。
鼻の毛穴が開くイチゴ鼻の原因
しっかりと洗顔しスキンケアをしているのにも関わらず、何故か鼻の毛穴が目立つと悩んでいる人も少なくないでしょう。
また、鼻の毛穴が目立つ人と目立たない人がいるのも不思議です。
そもそも何故、鼻の毛穴が開いてしまうのか?
まずは、その原因について、紹介していきます。
皮脂の分泌量が過剰でイチゴ鼻になる
鼻の毛穴が開いてしまう原因の一つに皮脂の分泌量が考えられます。
皮脂の分泌量が多くなればなる程、毛穴が広がります。
その理由は過剰に分泌される皮脂により、毛穴が皮脂に押し上げられてしまうためです。
また、過剰に分泌された皮脂には、ほこりや汚れなどの古い角質が付着しやすく、更に混ざり合うことにより、毛穴の黒ずみの原因にもなります。
他にも細菌などが一緒に付着すると、ニキビとなり肌に炎症を起こし、最悪の場合、ニキビを繰り返し、肌の細胞が壊死してしまうため、鼻の毛穴が結合してしまう原因にもなります。
乾燥による鼻の毛穴の開き
皮脂の過剰分泌と対照的ですが、乾燥が原因でも鼻の毛穴が開きイチゴ鼻の原因になります。
乾燥は水分と油分の両方が足りていない状態のため、肌が砂漠化してしまいます。
そのため、肌のキメが粗くなり、鼻の毛穴だけに限らず、肌全体の毛穴が目立つようになります。
肌のたるみ
年齢を重ねるとコラーゲンなどの肌を支える細胞が低下したるみます。
肌のハリがなくなることから、重力に逆らえず皮膚が下に引っ張られてしまい、鼻の毛穴が目立つようになります。
ただ、鼻は軟骨で支えているため、他の肌に比べると毛穴の開きは起きにくいのですが、どうしても年齢を重ねると30代くらいから、肌のたるみが原因で鼻の毛穴が開いてきます。
乾燥肌で皮脂の過剰分泌もないのに、鼻の毛穴が目立ちイチゴ鼻のようになってきたと感じる場合は、年齢による肌のたるみが原因かもしれません。
ニキビの後遺症
思春期によくニキビができていた人や社会人になってからもニキビが定期的にできていた人は、鼻の毛穴が開き目立つ傾向にあります。
ニキビの芯を出した後の毛穴は、すっぽりと毛穴が開いています。
皮膚の再生や修復機能が高い人の場合は、開いた毛穴を元に戻すように肌が働きますが、修復機能が衰えている場合はそのままの状態になっていることが多いようです。
最悪の場合、毛穴と毛穴同士がくっついて、毛穴が結合した結果、鼻の毛穴が大きくなってしまっている人もいます。
鼻の毛穴を引き締める効果のある成分
鼻の毛穴に限らず、毛穴が開く原因は他の肌も同じです。
そのため、基本的には毛穴の引き締め効果があるとされている成分を使ってケアすることも大切です。
そこで、毛穴を少しでも引き締める効果のある成分について紹介します。
完全に引き締めることはできなくとも、少しでも毛穴が目立たなくなれば、毛穴にファンデーションなどが溜まることも軽減され、ニキビの予防にもなります。
スキンケア商品を選ぶ時ににも成分を参考にしてみるだけでも効果が期待できます。
ビタミンC
美容にも健康にも良いとされているビタミンCですが、毛穴の開きにも効果が期待できます。
また、ビタミンCの威力は私たちが思っている以上に効果があるようで、最近では美容面だけではなく、ガンの予防など様々な角度からも注目されているようです。
一説にはビタミンC不足で、ガンになるといった報告もあるようなので、積極的にスキンケアに取り入れたい成分です。
さて、そのビタミンCですが、ビタミンCには高い抗酸化作用があります。
鉄が酸化すると錆びるように、身体や肌も酸化することにより、老化を加速させます。
肌による酸化の原因の多くは、紫外線です。
紫外線を浴びることで活性酸素が多く生成され、自身の細胞を攻撃します。
このような攻撃から、ビタミンCは肌を守ってくれるため、鼻の毛穴の開きを予防しイチゴ鼻を改善してくれます。
特に乾燥肌や皮脂が過剰にでる人の場合に効果的です。
皮脂が過剰にでる人の場合でも肌の内側が乾燥している、インナードライといった肌状態になっているために皮脂が過剰分泌していることもあります。
ビタミンCを身体の内と外から、摂取することで正常な働きに導いてくれます。
但し、朝からビタミンCを過剰に摂取するのは禁物です。
ビタミンCの過剰摂取は紫外線と反応しシミの基になりやすいため、できるだけ夜に摂取することがポイントです。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は体内で酵素と反応することにより、ビタミンCに変化します。
ビタミンCは高い抗酸化作用があるため、熱やストレスに弱いという欠点がありますが、その点、ビタミンC誘導体は構造が安定しています。
構造が安定していることにより、ビタミンCを効率良く肌に浸透してくれます。
他にも、ビタミンC誘導体には皮脂の分泌量を抑制する働きもあるため、脂性肌の人にもお勧めです。
実際に私はビタミンC誘導体が入ったメラノCCシリーズを使っていますが、毛穴の開きを引き締める効果とシミの予防にもなり、お値段も安いので気に入っています。
高価な化粧水や美容液を使わなくてもドラッグストアなどで売られている商品でも十分に期待できます。
また、成分もデパートコスメに使用されている商品ともあまり大差はありません。
デパートコスメとプチプラコスメについての違いなどが気になる人は、前回に書いたデパートコスメとプチプラコスメの違いとは?中身にどれだけの差があるのかを追求してみるでも紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
コラーゲン
コラーゲンは若さや肌の健康にとっては、欠かすことのできない成分です。
人間の身体に存在するたんぱく質の30%がコラーゲンだと言われています。
ただ、コラーゲンは細胞が大きいため、肌に直接つけるよりも経口摂取の方が圧倒的に効果が高くなります。
コラーゲンを経口摂取した場合、肌の角質層の保水力が向上することが明らかとなっているため、毎日、一定量を経口摂取することをお勧めします。
そこで、手軽に食べれる食品を紹介します。
おやつの代わりにもなるコラーゲンを含む食品
- グミ
グミはゼラチンから作られているため、コラーゲンを摂取することができます。>
また、コンビニなどでも直ぐに変えて手軽に食べれるため、小腹が空いた時に食べることで、少量でも満足しやすく、ダイエットにもなります。 - ゼリー
ゼリーもグミと同じくゼラチンから作られているため、手軽にコラーゲンを摂取できます。
体型が気になる場合はゼロカロリーゼリーも多く売られているので、カロリーを気にすることなく食べることができるのも大きなメリットです。 - マシュマロ
マシュマロにもコラーゲンが含まれています。
最近では、コラーゲンがしっかりと摂れるコラーゲンマシュマロも売られていますので、普段おおやつの代わりとして、積極的に摂り入れたい食品です。
シラカバエキス
本州に住んでいる人であれば、あまり白樺の木を見た事がない人も多いかもしれません。
白樺は北海道でよく見る有名な木ですが、この白樺の木から抽出されたエキスがシラカバエキスです。
シラカバエキスには、肌を引き締める収れん作用があり、肌の保湿や殺菌、血行促進などの効果も期待されています。
鼻の毛穴が目立つ原因として、皮脂の過剰分泌や肌の乾燥、たるみが挙げれれますが、シラカバエキスには、このような症状を改善する効果があります。
ノイバラ果実エキス
ノイバラ果実エキスは、バラ科であるノイバラから抽出されたエキスです。
ノイバラは生薬としても漢方治療に用いられるなど、薬効性の高い植物でもあります。
化粧品に含まれるノイバラ果実エキスには、紫外線から肌を守ってくれる働きがあります。
肌の酸化を抑え、加齢による肌のたるみを予防してくれるため、年齢による毛穴の開きを感じている場合、スキンケア商品にノイバラ果実エキスが含まれているかを確認してみると良いでしょう。
ハマメリスエキス
ハマメリスエキスは、収れん効果のある化粧水に含まれていることでよく知られている成分です。
ハマメリスエキスには、マンサク科の植物であるアメリカマンサクの葉から抽出しています。
収れん作用があるため、毛穴の開きが気になる人は即効性はないものの、継続して使用することで改善の効果が期待できるので、化粧水を選ぶ際には成分表を確認し使ってみると良いでしょう。
他にも、ハマメリスエキスには抗炎症作用もあるため、ニキビや吹き出物を予防するための化粧品に含くまれていることがあります。
コショウソウ芽エキス
コショウソウ芽エキスは、リポフスチンを分解し抑制したりする働きがあります。
リポフスチンとは、細胞内で不要となったたんぱく質と過酸化脂質が結合したものを指します。
リポフスチンは年齢による、シミやそばかすの元となるため、コショウソウ芽エキスにより、リポフスチンを分解し抑制することにより、メラニンの生成を抑制し毛穴を目立たなくしてくれます。
イタドリ根エキス
イタドリ根は、日本でも自生している野草です。
このエキスには高い抗酸化作用があり、肌を紫外線の影響から守ってくれる働きがあります。
イタドリという名前の由来はイタドリの若葉を揉んで傷口に当てると、痛みが和らぐことから来ています。
アーチチョーク葉エキス
アーチチョークは西洋の野菜ですが、食用だけではなく、美容や健康面でも人気がある成分です。
アーチチョーク葉エキスに含まれている成分のシナロピクリンには、肌荒れを防ぎ肌の弾力を向上させたりするなどの働きがあります。
肌の弾力がアップすることで、鼻の毛穴も目立たなくなります。
塩化ナトリウム
塩には昔から、肌を引き締める効果があると言われています。
アトピー性皮膚炎の治療にも効果的で、実際にも海水浴が採用されていることからもその効果が分かります。
また、塩には殺菌効果があり、自然のミネラルがたくさん含まれています。
塩で洗顔することで、余分な皮脂が排出されやすくなり、毛穴を引き締めることが可能となります。
できるだけ、塩は天然のものを使用することがポイントです。
他にも塩には、塩サウナがあるように、身体に溜まった余分な水分を排出してくれる働きもあります。
むくみが気になり、毛穴が開いたように感じる場合は、天然塩で洗顔や身体を洗ってみるのも効果的です。
毛穴を引き締めるスキンケア方法
毛穴の引き締めの効果がある成分を紹介したところで、次に毛穴を引き締めるスキンケア方法を紹介します。
毎日、洗顔していても意外と毛穴の汚れまで取り除けていないのが、現実です。
多くの場合、しっかりと洗顔していると思っているため、毛穴の汚れまで気に留めていないことでしょう。
実際に毛穴が黒くなってから、初めて、毛穴ケアをする人が多いため、毎日、意識して毛穴をクリアにすることが重要なポイントです。
毛穴を引き締めるには、できるだけ毛穴引き締め効果のある成分が入ったスキンケア商品を使用することで相乗効果も得られますので、上記で紹介したスキンケア成分と一緒にスキンケアをすることが好ましいです。
顔を温め毛穴を完全に開く
入浴時にしっかりと湯船に浸かり、ホットタオルなどで鼻の毛穴を完全に開くことで、鼻の毛穴の汚れが落ちやすくなります。
クレンジングをする場合は、入浴時に先にメイクを落とし、軽く洗顔をします。
具体的に手順を紹介します。
しっかりと鼻の毛穴を開く方法
- クレンジング
入浴に先にクレンジングしメイクを落とします。 - 洗顔
クレンジングの後はしっかりと泡立ててから洗顔を行います。 - 湯船に浸かる
湯船に10分程度浸かりながら、顔にホットタオルを当てます。 - 洗顔
再度、しっかりと泡立ててから、再度、洗顔を行います。
ダブル洗顔が必要ないと言われている商品やダブル洗顔は肌に良くないと言われたりもしていますが、毛穴の汚れをしっかりと落とし切れていないと化粧のノリが悪くなったり、雑菌も繁殖しやすくなります。
まずは、しっかりと洗顔で毛穴を開いて余分な皮脂を落とすことが、肌を綺麗にする近道です。
ダブル洗顔後でも、その後のスキンケアがしっかりと行えていれば、全く問題ありません。
実際に私も常にダブル洗顔を行っていますが、嬉しいことに肌のことは良く褒められます。
私よりも10歳以上も年齢が下の人からもスキンケアについて聞かれる程なので、もし、1度しか洗顔をしていないのであれば、試してみる価値はあると思います。
因みに化粧ノリが良くない原因については、鼻の毛穴以外にもメイク道具のメンテナンスによっても改善される場合があります。
化粧ノリについては、化粧ノリが悪いのは肌でもファンデーションのせいでもない?!メイク道具のメンテナンス方法でも紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
保冷剤などで鼻の毛穴を引き締め
特に入浴後、毛穴をしっかりと開いて洗顔した後は、スキンケアの前に保冷剤や氷などをタオルに包んで、気になる毛穴の部分を冷却し引き締めます。
肌を温め冷やすという作業は、血行を促進させる効果も得られます。
そのため、新陳代謝が促されやすく、睡眠中に分泌される成長ホルモンの恩恵から、スムーズなターンオーバーが可能となり、皮膚の再生や修復を効果的に行ってくれます。
ターンオーバーがしっかりと行われることにより、古い角質が押し上げられ綺麗な肌に生まれ変わりますが、ターンオーバーが正常ではないと中途半端な状態となり、古い角質が肌に残り続け毛穴だけではなく、結果的にシミやニキビシワの原因にもなります。
鼻の毛穴を引き締めたいのであれば、入浴後に肌を冷却するのもとても効果的です。
収れん効果のある化粧水で鼻の毛穴ケア
化粧水にはいくつかのタイプがありますが、その中でも収れん効果のある化粧水を選ぶことで、洗顔後の毛穴を引き締めてくれるように働いてくれます。
保湿や美白など化粧水は紫外線や乾燥から肌を守る役割をしてくれますが、収れん効果のある化粧水は鼻の毛穴を引き締め皮脂の過剰分泌を抑えてくれます。
収れん化粧水には、肌のたんぱく質を収縮させる働きがあるため、鼻の毛穴をキュッツと引き締めることができます。
他にもニキビの予防にもなるので、ニキビが気になる人にも収れん効果のある化粧水はとてもお勧めです。
収れん効果のある化粧水を選ぶポイントとして、商品名には、タイトニングローションやトーニングローション、アストリンゼントローションなどと明記されています。
明記されていなくても先に紹介した、毛穴を引き締める成分が商品に入っているかどうかを確認してから、購入すると良いでしょう。
炭酸パック
少し前にもブームになった炭酸パックや炭酸洗顔などを使用してみるのも鼻の毛穴の引き締めには効果的です。
特に鼻の毛穴ケアやイチゴ鼻には効果的で、炭酸パックなどに含まれる炭酸には、毛細血管を拡張し血行を促進、肌の新陳代謝を高めてくれる働きがあります。
また、炭酸パックを初めて試される人は毛穴にすっと浸透していく感覚を感じると思います。
炭酸系のスキンケアを取り入れてみることで、保湿も効率良く行えます。
炭酸パックについては、下記にリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。
入手先 | 商品名 | 価格 |
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保湿スキンケアで鼻の毛穴改善
しっかりと毛穴の汚れを取り除いた後に忘れてはいけないのが、保湿です。
保湿することにより、乾燥から肌を守り、肌全体にハリと潤いを持たせてくれます。
保湿の際に肌にしっかりと保湿クリームなどを馴染ませながら、マッサージすると効果が上がります。
実際に毛穴だけではなく、小じわ程度のシワであれば、目立たなくなります。
但し、毎日、マッサージすることが必須ですが、効果は期待できます。
また、ハリが気になる人の場合、保湿クリームはレチノールが配合された商品を選ぶのもポイントです。
私の場合、右目の下にわりと分かりやすいシワが入っていたのですが、毎日のマッサージと豆乳イソフラボンのレチーノルクリームをつけて重点的にマッサージを繰り返していたら、かなり目立たなくなったので、個人的にはお値段もお手頃でお勧めです。
因みに気が付いたら、シワが目立たなくなっていたので、使い始めてから、1ヶ月くらいは効果が出るのに掛かるのではないかと感じます。
まとめ
鼻の毛穴が開いているだけで、ファンデーションが溜まりやすく、化粧のヨレが目立つ原因にもなります。
若い時は弾力があるため、毛穴も真っすぐ開いていますが、年齢と共に皮膚がどうしても垂れ下がってくるので、余計に目立ってしまいます。
最悪の場合、鼻の毛穴に薄い皮膚がかぶさり、しっかり洗顔をしても汚れが取れなくなることもあります。
このような場合は、エステや皮膚科などで処置してもらわないといけなくなるケースもあります。
特に鼻の毛穴ケアには洗顔が最も重要とされていますので、洗顔をしっかりと見直すことも重要です。