マスクをつける目的
昔に比べると、マスクの需要率がとても高くなったと感じます。
また、マスクをほぼ1年中つけていることも珍しくなくなったのでは、ないでしょうか。
基本的にマスクをつける目的にインフエンザの予防やウィルスの感染予防に用いられますが、マスクをつけることにより、肌への美容効果も高くなります。
そこで、マスクについての効果と美容面からみた効果を紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
マスクの効果とウィルス
まず、マスクの効果についてです。
そもそも、マスクにはどのくらい、細菌やウィルスを予防する効果があるのか、気になるところです。
マスクをつけることで、ウィルス侵入の軽減となります。
インフルエンザウィルスは、非常に小さいため、簡単に身体の中に侵入してきます。
身体の免疫力が高ければ、仮に体内にウィルスが侵入してきたとしても、体内で増殖せず、ウィルスを体外へ排出してしまうことができます。
しかし、身体が少しでも疲れていたりすると、免疫抵抗力が下がっているため、ウィルスを体外へ排出できず、体内でウィルスが増殖し始めます。
結果、インフルエンザの発症となります。
マスクの防御効果
マスクをつけているからといって、感染しない訳ではありません。
その他の手洗いやうがいも必要ですが、そもそもマスクをしていてもウィルスは侵入してきます。
ウィルスは肉眼でみることができないので、どこにウィルスが付着しているのかなどわかりません。
また、インフルエンザウィルスの大きさは、0.1マイクロメートルで、市販されている一般的なマスクの隙間は、5マイクロメートルと言われています。
そのため、インフルエンザウィルスは、いとも簡単にマスクの目をかいくぐることができます。
なら、マスクする意味がないと思われると思いますが、実はマスクには、違った効果の側面があるのです。
マスクをすると、喉や鼻の粘膜の乾燥を防いでくれます。
ウィルスは、乾いた粘膜に貼りつくと増殖し始めます。
免疫システムは、高温でかつ湿っている環境でしか、機能することができません。
そのため、マスクを着用することにより、鼻や喉などの温度を一定に保つことができます。
更に乾燥を抑えるので、免疫機能が正常に働きやすく、風邪やインフルエンザの予防になるということになります。
また、風邪やインフルエンザウィルスは、誰かのくしゃみや咳により、飛沫感染します。
マスクをしていると、口や鼻などからの飛沫感染は予防できます。
マスクを過信しすぎるのは逆効果
マスクに予防効果があるとはいえ、過信するの考えものです。
確かにマスクは鼻や喉などの湿度を保つことができるため、予防効果は高いですが、例え、高機能マスクと謳われている商品であっても、必ず、顔との間に隙間ができてしまいます。
その隙間からも、インフルエンザや風邪のウィルスが侵入してきます。
マスクしているから大丈夫と過信するのはよくありません。
また、マスクを外す時は、マスクの表面を触らず、片耳ずつ取り外し、捨てる際もビニール袋などに入れて捨てるようにしましょう。
マスクの美容効果
マスクの効果として、美容効果があります。
次は美容の側面から見ると、具体的にどのような効果があるのかを紹介します。
肌が潤う
マスクを付けると、マスクで隠れている肌はとても温かく、しっとりとしているのが分かると思います。
これは、マスクの中の温度が一定に保たれ、血行が良くなり、程よい湿度があるためです。
マスクの中では、蒸気エステ状態と言えます。
そのため、ウィルス予防だけではなく、お肌が潤うため保湿効果や美肌効果が期待できます。
新陳代謝
マスクをすると、特に上半身が温かくなります。
マスクは、アゴまで隠れますので、マフラーのような効果があります。
すると、同じ服装でも、マスクをするだけで、体温があがりやすく、暖房の効いた部屋に入ると熱く感じます。
汗もかきやすいため、代謝があがりやすい傾向にあります。
代謝が上がると、免疫力や脂肪燃焼効果もあるので、美容にも健康にも期待できます。
ただ、あまりにも汗をかいてしまう場合は、汗をかいた後、風邪をひいてしまう原因にもなるので、マスクを適度に取り外し体温調整を行うことも必要です。
紫外線予防
冬の紫外線は、春や夏に比べ弱いですが、冬でも紫外線は降り注いでいます。
特に秋口は、まだ紫外線が強く、朝晩は冷え込み温度が下がり、空気も乾燥しています。
そうすると、紫外線と乾燥で肌にダメージが加わります。
秋の運動会に唇が荒れた経験がある人もいると思います。
これは、秋は乾燥と紫外線の影響で、肌に受けるために起こります。
マスクをすれば、紫外線予防となり、空気に含まれる細菌などから、肌を守ってくれるため、美容に効果的です。
唇の潤い
マスクは保湿効果が高いため、カサカサになりがちな唇も潤います。
乾燥による水分の蒸発を防ぎ、乾燥で唇が割れたりするのを軽減してくれます。
そのため、乾燥による唇の荒れや切れを早く治したい場合は、マスクを一定期間つけると治りが早くなります。
ほうれい線の改善
マスクをつけている部分だけ保湿されるため、化粧のノリも良い状態のまま保たれます。
特にほうれい線の部分はすっぽりとマスクに隠れるため、いつもよりほうれい線が目立たなくなっているのに気が付くと思います。
マスクをつけていないと、紫外線や公害物質などの外的要因から肌が乾燥しやすく、しっかりとスキンケアをしていない場合、ほうれい線が深く刻みこまれやすくなります。
20代であれば、ほうれい線の悩みを持つ人も少ないかもしれませんが、30代、40代になった時にしっかりと差が現れます。
マスクで外的要因から肌を守ることができ、ほうれい線が深く刻み込まれることを抑制します。
更に就寝前にほうれい線を意識したマッサージを行うだけで、より、効果的にほうれい線を改善することができます。
また、口元のシワについては以前に書いた口元は年齢が出る!口元のシワの原因と種類を知って改善する方法で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
冷えから守ってくれる
マスクをすると、冷たい外気を直接、吸い込むことがないため、外気による体温低下を防ぎます。
そのため、身体全体の温度をある程度、一定に保つことができます。
そのため、冷えやすい身体の人や体温が低い人は、マスクをすることで、冷たい外気から、体温を守ってくれる効果があります。
睡眠時もマスクで保湿
マスクは起きている時につけているイメージですが、睡眠中にマスクをすることで、美肌効果につながります。
また、加湿器のような効果もあります。
そのため、睡眠中も喉の乾燥や咳も抑えてくれます。
睡眠中に使用するマスクは、市販されているマスクでも問題ありませんが、マスクを買っていると、コストも掛かるので、カーゼタイプのマスクやマスクをハンドメイドしてみるのも良いと思います。
但し、注意点として、就寝中にマスクのゴムなどで、顔を締め付けないようにして下さい。
マスクをつけたまま、就寝することで、寝ている間に保湿されるため、毛穴が開きやすく、翌朝の洗顔で綺麗に毛穴の汚れが落ちやすくなります。
マスクでリラックス効果
売られている商品の中にアロマオイルを染みこませた、良い香りのするマスクが市販されていたりします。
マスクにアロマの香りがついていると、ストレス軽減に効果があります。
香りのついたマスクを購入するのも良いですが、お気に入りのアロマオイルがあれば、ティッシュに少量を染み込ませてマスクにつけると、同じ効果が得られます。
疲れやストレスは、身体の健康を害すので、このような方法で、ストレスを軽減させるのも良いでしょう。
マスクで鼻呼吸へ改善
口呼吸している人は意外と多く、口呼吸が原因でいびきや無呼吸症候群になる可能性があります。
特に男女問わず、肥満気味の人は就寝中に気道が塞がれやすくなることから注意が必要ですが、マスクをすることで自然と鼻呼吸に改善しやすくなります。
鼻呼吸に変えることで、主に下記のような美容効果が期待できます。
鼻呼吸のメリット
- 虫歯や歯周病予防などの口腔環境の改善
- 顔のたるみ改善
- 良質な睡眠
- 免疫力アップ
口呼吸を鼻呼吸に変えることで、このような効果が得られるため、マスクにより息がしにくいと感じる場合はマスクの形状を見直してみると良いかもしれません。
比較的息がしやすいダイヤモンド型のマスクはつけている感が軽減されるにも関わらず、しっかりとフィットするため眼鏡も曇りにくくお勧めです。
下記にリンクを貼っておきますので、気になる方は参考にしてみて下さい。
参考 | 商品名 | 価格 |
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楽天 | 【送料無料】ダイヤモンド型 血色マスク | 1,000円(税込)円 |
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マスクを使う上での注意点
必ず、マスクは1日ごとに清潔な新しいマスクに交換しましょう。
マスクの使い回しは、菌の繁殖につながり、健康や美容にも悪影響を及ぼします。
ニキビの原因になる
マスクの使い回しは雑菌が繁殖し、肌にもウィルス予防にも良くありません。
特にニキビができやすい人は、雑菌が原因でニキビになります。
そのため、1日のうち何回かは、マスクを交換し新しいマスクで肌を清潔に保つことも必要です。
他にも顎ニキビの原因にもなりやすいため、できるだけ息のしやすい立体デザインのマスクを選ぶことで、顎ニキビの予防にもなります。
顎ニキビについては、痛い顎(アゴ)ニキビは普通のニキビとは違う!顎ニキビは芯がなかなか取れない理由とニキビの種類で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
マスクの二重つけ
マスクを二重につけると、効果が上がるのではないかと思う人もいるかもしれません。
確かにマスクを二重につけると、効果はあがります。
ただ、マスクを二重にしたところで、圧迫感もでてしまい、室内に入ると暑いです。
マスクの効果が上がったところで、付け心地が悪ければ本末転倒です。
また、マスク代も二倍かかります。
マスクを二重にするよりも、手洗いうがいを心がけ、睡眠をたっぷり取ることの方が、予防につながります。
ガーゼの活用
医療関係のお仕事をされている人は、マスクの中に1枚ガーゼを挟んでいる方が多いようです。
ガーゼを一枚挟むことで、風邪やウィルスなどの予防効果も向上します。
また、女性の場合は口紅やリップクリームを塗る人が多いため、マスクにリップがつかず汚れ防止にもなります。
他にも、マスク少しアルコールを吹きかけておき、その間にガーゼを挟むことで、マスクにウィルスが付着したとしても殺菌消毒されます。
特に医療用のガーゼのは通気性も良く肌にも優しいため、肌の弱い人でも安心して使えます。
より、マスクを効果的に使うことができます。
まとめ
コロナウィルスの感染を防ぐためには、マスクを効果的に使いウィルスから身を守るには自己防衛しかありません。
また、マスクにも多くの種類があり、使い捨てマスクはコストも掛かかります。
家で使う時のマスクは、洗って使い回しできるタイプの物を使うなど、使い捨てマスクと上手に併用するのも良いと思います。
また、マスクのゴムで耳が痛くなる場合は、カーゼを挟むなどし、使用するのも良いです。
風邪やウィルスは、粘膜からも感染するため、外から帰ってくると、鼻うがいや目洗いをするとより、効果的ですので、しっかりと防衛するように心がける意識が大切です。