髪を伸ばしているのに伸びない
髪の毛を伸ばしているのにある一定の長さから髪が伸びなくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
私もそのうちの1人で、15年以上ロングヘアーを維持していますが、ある長さを境に伸びません。
私の場合、腰に掛かる手前まで髪の長さはありますが、腰まで到達しないんです。
幼稚園の時から憧れだった「髪を腰まで伸ばす」という夢が叶わないままです。
そこで、何故、髪がある一定の長さから伸びないのかと言うことを紹介していきたいと思いますので、参考にしてみて下さい。
髪の長さの限界
私も色々と気になって調べてみたのですが、基本的に髪の毛にも寿命があります。
全ての毛根から、全て同じ長さまで伸びると言った訳ではなく、毛根によっては非常に長く伸びる髪とそこまで伸びない髪があります。
もちろん、途中で切れてしまう髪の毛もありますが、後れ毛の中にはそこまで長く伸びない髪の毛も含まれいたりします。
また、髪の毛には毛周期があります。
この毛周期によっても髪の毛がある一定の長さから伸びない理由の一つとも言えます。
髪の毛周期
髪の毛に限らず、体毛にも髪の毛にも毛周期があります。
この毛周期は、一定のサイクルで髪が自然と抜け新しい髪に生え変わることを指します。
1本の髪の毛が成長し始めてから、抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルといいますが、成長期が長ければ長い程、髪はその分長く成長します。
髪の毛周期
ヘアサイクルは全て同じではない
人間の髪の毛のヘアサイクルは、全ての髪の毛が同じと言うわけではなく、1本1本の髪の毛によって違います。
遅れ毛があるのもこのヘアサイクルの仕組みからです。
毛母細胞が分裂することで、髪が生えてくるのですが、この毛母細胞の分裂が終わるタイミングが髪の毛によって違うためです。
髪の寿命
髪の毛には、毛周期があり、このサイクルを繰り返すことで、常に髪が存在します。
成長期が長い程、髪は伸び続けることができますが、一方で寿命があります。
この寿命と言うのが、平均、4年~6年と言われています。
また、男性と女性でも髪の寿命は異なり、男性で約2~5年、女性は4~6年とされています。
女性の方が男性に比べて、髪の寿命が長いのは、女性ホルモンの影響からです。
永遠に伸び続ける訳ではない
髪の毛には寿命もありますし、ヘアサイクルもあるため、仮に髪を一切切らなかったとしても永遠に伸び続ける訳ではありません。
髪が最高どのくらい伸びるかは、個人差もありますし、人種によっても違ってくるようです。
中には、髪が床に付いてしまうくらい伸びる人もいますが、これは極めて稀で、大半の人は途中でヘアサイクルを迎えてしまうため、ある一定の長さが限界となってしまいます。
私も冒頭で紹介したように、胸下くらいまでは髪が伸びるのですが、腰までは一度も伸びたことがないため、私の髪の限界はせいぜい腰の手前あたりが限界ではないかと感じています。
髪が伸びるスピード
髪の毛を伸ばしていると、早く髪が伸びないかと気になってしまうものです。
実際に髪が伸びるスピードは、1ヵ月で約1㎝程度と言われています。
また、髪の毛はヘアカラーしていると、根元が黒くなってくるので、伸びている実感を感じますが、カラーをしていない髪の毛だとなかなか気がつきにくいのではないでしょうか。
ヘアカラーをしている人の場合、早い人だと、1週間くらいで髪が伸びたと感じる人もいます。
1日に伸びる長さ
1ヵ月で約1㎝程度の髪が伸びる訳ですがら、もちろん、毎日、髪は伸びています。
1日あたり、0.2mm~0.3mm程伸びている計算になりますが、日々の生活の中では髪が伸びている実感はわかないので、2~3ヶ月くらい経った頃に髪が伸びたと感じる人も多いことから、2~3㎝伸びて始めて髪が伸びたと感じる人が多いようです。
髪が伸びるのが速い人と遅い人
さて、ここで気になるのは、明らかに髪が伸びるのが速い人とそうではない人がいると言うことです。
髪が伸びる速度が速い人は、遺伝的な要素もありますが、基本的に1ヵ月で約1㎝程度の髪が伸びるところを例えば、1.2cm、1.3cmと微妙に平均よりも伸びていることが考えられます。
また、髪の毛もターンオーバーと呼ばれる身体の再生機能が高い人、いわゆる新陳代謝の良い人も髪が伸びやすい傾向にあります。
早く髪の毛を伸ばしたいのであれば、しっかりとした栄養バランスの摂れた食生活と睡眠がポイントです。
夏は髪が伸びやすい
実は冬に比べて夏の方が髪が伸びるスピードが速いのです。
これは、髪の毛に限らず、体毛や爪にも同じことが言えます。
その理由は、夏の方が気温が高く血管が拡張するので、栄養の共有が髪に行き届きやすいためですが、他にも夏は汗をかきやすく新陳代謝が良くなることから、髪が伸びるスピードが速くなります。
冬は夏の逆で血管が寒さから拡張しにくく、髪が伸びるスピードが遅くなります。
髪が一定の長さから伸びない理由
髪の毛が伸びる長さや伸びる速さには、個人差がありますし、髪の寿命や季節によっても伸び方は変わります。
とはいえ、やはり、ある一定の長さから伸びないと感じている人も少なからずいると思います。
冒頭でも紹介した通り、私もそのうちの一人なのですが、個人的な感覚として髪が伸びる最大の長さは遺伝的なことも関係しているように思います。
実際に髪の寿命が長い人はその分、健康で長く髪を伸ばすことができますが、1本当りの髪の寿命が短い人は、どうしても伸ばしたい長さの手前で抜け落ちてしまいます。
特にヘアカラーやブリーチを当てて髪の毛が傷んでいる訳でもないのに髪がある一定の長さから伸びないのは、遺伝要素が強いと個人的に感じます。
栄養不足が原因
とても髪が延びる人でも栄養不足であれば、髪は細く、途中で切れやすくなりますし、本来の寿命を全うできずに抜け落ちてしまいます。
栄養は生命維持機能を優先するため、内蔵や筋肉などから先に使われますので、髪の健康を維持する場合は、髪にとって必要な栄養素を摂取することも大切です。
特に亜鉛が不足してしまうと、髪の毛の成分である、ケラチンというたんぱく質を生成することができなくなります。
亜鉛を含む食べ物には、牛肉の赤みや牡蠣が有名です。
但し、亜鉛を摂り過ぎてしまうと、最悪の場合は鉄欠乏が問題となり、貧血や免疫障害などの影響がありますので、注意が必要です。
他には、ビタミン類、大豆や豆乳などのイソフラボンも効果的です。
特に大豆イソフラボンには、女性ホルモンとよく似た働きをするため、髪や肌の健康にもつながります。
髪の毛の凹凸
因みに、たまに髪の毛が凸凹の毛ってありませんか。
それは、明らかに髪の栄養不足なのですが、爪でも凸凹して伸びてくることってありますよね。
爪の凸凹は縦ジワではなく、横に入る凸凹ですが、髪の毛も爪も栄養が不足している時に伸びてくる際、このような波を打った状態になります。
他にも爪も髪も加齢が原因で波を打った凸凹の状態で伸びてくることもありますが、ストレスや栄養不足で起こり得ます。
髪が波打った凸凹の状態になると、健康な髪に絡まりやすくなったり、結び玉が自然にできてしまったりするので、日ごろの生活習慣を見直すことも大切です。
切れ毛が原因
髪の毛にダメージが多いと切れ毛の原因となり、髪が思うようになかなか伸びません。
髪をキレイに伸ばすには、ヘアカラーの回数を抑えたり、リタッチくらいでとどめておくなどの対策が必要です。
髪をすきすぎない
コテやカーラーで髪を巻く人は、カール用のカットにしてもらっている場合が多いです。
この場合、髪にレイヤーを入れたりするため、毛先がペラペラになりがちです。
髪にレイヤーを入れる場合は、満足いく長さまで髪を伸ばしきってから、髪を空くと良いでしょう。
早く髪を伸ばしたい場合や髪がある一定の長さから伸びないと感じている人は、一旦、髪の毛を空くことをやめる方が良いです。
毛先が薄っぺらくなることにより、切れ毛の原因にもなりやすいのと、冬であれば、髪にも静電気が起こります。
静電気が原因で髪が傷んでしまい、枝毛やダメージの基になります。
髪を空かなくても静電気は起こりますが、髪を空いていると毛先にボリュームがないため、静電気が起こりやすくなります。
髪の毛の静電気については、以前にも書いたノンシリコンシャンプーで静電気が起こる?ヘアケアで静電気から髪を守るで紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
美容院の回数が多い
美容院に行くことで、毛先を整えることができますが、その分、髪の長さも一定化しやすくなります。
特に定期的に美容院に通っている場合は、余計に髪の長さが変わらないように感じます。
半年に1回か1年に1回くらいにとどめてい置くことで、ある一定の長さから髪が伸びたと感じることもあります。
髪を少しでも早く伸ばしたい
私の場合、髪の毛が伸びるスピードは速くない方で、今の髪の長さまで伸ばすまで、かなり時間が掛かりました。
今の髪の長さになってからは、10年以上経っているので、今は整える程度のカットだけで完結していますが、伸ばし始めた当初は大変でした。
20年くらい前に、初めて行った美容院で髪を短く切られてしまい、髪を伸ばしていたことを伝えていたのにも関わらず、肩下スレスレまであった髪が帰る頃には、髪が口元くらいの長さになってしまい、とってもショックを受けた経験があります。
当時、カットしてもらった美容院で、「これは短すぎる」とクレームを言ったことがあるのですが、そしたら、美容院の方から、ヘアアクセラレーターと言うヘアケアセット一式を頂いたことがあります。
昔は、よく雑誌とかでも見かけていたのですが、2001シリーズです。
ヘアアクセラレーターで早く伸びた経験
帰宅後、この2001のシャンプーやら、ヘアパックやら、ヘアローションやら一式を一抹の望みを託して使っていたのですが、1か月後に伸びたなと言った実感がありました。
今までで、1ヶ月でここまで、髪が伸びたと感じたのは、後にも先にもこの1回だけでした。
昔のことなので、記憶が曖昧ですが、肌感覚で、1ヶ月で2㎝~3㎝くらいは、伸びた感じがありました。
なので、ヘアアクセルレーターは、効果があるんだなと感じます。
もし、髪の毛を早く伸ばしたいのであれば、ヘアアクセラレーターを使うのも一つの方法です。
ただ、通常のシャンプーに比べ値段が少し高いので、限定的に使うようにするだけでも違ってくると思います。
後日談ですが、店長さんから連絡があり、私がカットしてくれた美容師さんは新人だったらしく、私が2人目のお客さんだったそうです。
この時に初めて行く美容院はしっかりと見極めないといけないなと勉強になりました。
ヘアケア用品の見直し
髪がある一定の長さから伸びない時には、ヘアケア用品を見なおししてみるのも効果的です。
普段、何気なく使っているシャンプーやドライヤーなどのケア用品に思わぬ原因が隠れている可能性もあります。
例えば、シャンプーやリンスもシリコン剤が多い物を使っていると、毛穴が詰まり薄毛や抜け毛を助長させてしまう可能性もあります。
シリコンについては、以前にも書いたしっかり洗い流しているのに髪の毛がギトギトの理由はシリコンの蓄積が原因でビルドアップ?で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
ドライヤーも昔のドライヤーは、温風が暑いタイプの物が主流でしたが、最近のドライヤーは温風にしてもそこまで温度が上がらず、低温の温風タイプのドライヤーがほとんどです。
ここ10年くらいに買い替えているドライヤーであれば、既に温風も低温になっており、髪へのダメージも少ないですが、もし、何十年も買い替えていないようであれば、一度、手持ちのドライヤーの温風を確認してみるのも良いかもしれません。
温度が高いと髪が乾きやすいと思うかもしれませんが、各メーカーがごぞって低温ドライヤーにしているのには、理由があり、髪へのダメージを抑えるためです。
また、くるくるドライヤーなども長く使っていると毛先のダメージが進行してしまうことも考えられます。
ドライヤーに限らず、コテやホットカーラーの使い過ぎも良くありませんので、髪を伸ばしている期間は控えた方が良いと言えます。
まとめ
今回は、髪の毛を伸ばしているのに一定の長さから伸びない原因について、まとめてみましたが、私個人的に感じるのは持論ではありますが、幼少期に髪を短かくしていると伸びにくいのではないかなと思います。
医学的な根拠も全くありませんが、私の場合、小学生の頃はずっと伸ばしても肩につくくらいの長さしか伸ばしたことがなかったので、髪の長さの限界がある程度、決まってしまうのではないかと感じたりしています。
もちろん、そんなことはないと思いますが、女性は髪を伸ばせるうちは伸ばした方が良いと思っています。
ショートヘアも素敵ですが、年齢を重ねると髪を伸ばしたくても頭皮が薄くなってしまいますし、短いヘアスタイルは年齢を重ねてもできるので、若いうちこそ、思いっきり髪を伸ばして、ヘアアレンジを楽しんでみるのも良いのではないかと感じます。