入浴ダイエット効果
入浴することで、1日の疲れを癒すことができますが、シャワーだけで済ましてしまう場合、肌の汚れもしっかりと落とすこともできず、湯冷めの原因にもなります。
冬は外の温度も低いため、お風呂にしっかりと浸かることで、代謝を上げ風邪をひきにくくするなどの効果も期待できます。
そこで、入浴で得られるダイエット方法について、紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
コップ1杯のミネラルウォーターを飲む
入浴の前にコップ1杯のミネラルウォーターを飲むことにより、汗をかきやすくし、老廃物の排出を助けてくれる効果があります。
また、むくみやすい人は、しっかりとデトックスすることで、むくみを改善し脂肪燃焼の効果を高めてくれます。
湯船に浸かる時間は最低でも10分以上を目安とし、40度くらいのお湯に浸かることが理想的です。
あまり熱すぎるお湯は、身体に負担をかけるため、10分浸かっていられるくらいの温度で、しっかりと身体の芯から温めることがポイントです。
リンパマッサージ
お風呂にしっかりと浸かり、身体を温めたら、洗い場でリンパマッサージを行います。
湯船につかりながら、マッサージするのも効果的ですが、肌の滑りをよくするため、ボディオイルや石鹸で身体の滑りを良くし、ふくらはぎから太ももにかけて、リンパを流していきます。
この時、必ず、ふくらはぎから太ももというように下から上に持ち上げていくように行います。
リンパマッサージは、片足づつ両手で行い、左右5分を目安にします。
実際に私の知り合いに食事制限一切なしで、入浴時のリンパマッサージだけで、5㎏痩せた人がいます。
特にむくみやすい人には、とても効果的な方法です。
シャワーで肩甲骨や首のまわりを刺激
シャワーの使い方を工夫するだけで、脂肪燃焼の促進効果が期待できます。
背中には、褐色脂肪細胞という細胞があります。
この褐色脂肪細胞は、体の余分な脂肪を燃焼してくれる効果のある嬉しい細胞です。
褐色脂肪細胞は、赤ちゃんの時が一番多く、年齢と共に減っていきます。
大人になってもスリムな人は、この褐色脂肪細胞が多いか、もしくは、活性化されているという説もあります。
そして、褐色脂肪細胞は、肩甲骨や首のまわりに多く集まっています。
そのため、シャワーで肩甲骨や首のまわりを刺激すると褐色脂肪細胞も刺激されるため、活性化され、結果として代謝を上げることができます。
褐色細胞をシャワーで活性化する方法
- 40℃のシャワーで、肩甲骨や首のまわりに20秒間あてる。
- 次に20℃のシャワーか水を肩甲骨や首のまわりに20秒間あてる。
- 1と2を交互に5回ずつ行う。
季節によって、シャワーの温度は調整するようにして下さい。
少し熱いと感じるくらりの温度が、ポイントです。
高温反復浴で代謝アップ
高温反復浴とは、熱いお湯に浸かる、湯船から出るを繰り返し行い入浴する方法です。
この入浴方法は交感神経が刺激され、脂肪が燃焼しやすくなりますので、ダイエットにお勧めです。
まず、入浴前に水分の補給をしてから、入浴します。
入浴中も水は飲んでも構いませんし、ペットボトルを一緒に持ち込んでいつでも飲めるようにしておいて下さい。
42~43℃のお湯に5分間、肩までしっかりと浸かります。
初めは慣れるまで時間が掛かるかもしれませんので、慣れない場合は、2~3分でも良いです。
少しずつ慣れていくようにし、最終的には、5分を目指すようにして下さい。
その後、湯船から出て、5分間休憩します。
または、体や髪などを洗うなどします。
これを計、3回繰り返して完了です。
慣れるまでは、ハードなので、体調が優れない時は無理せずに中止して下さい。
また、水分はこまめに補給し入浴後は、水分をしっかり補給するようにして下さい。
高温反復浴の方法
- 水分補給を行う
ペットボトルを持ち込むなど、いつでも水分補給できるようにしておくこと。 - 42~43℃の湯船に5分間、肩までしっかりと浸かる。
慣れない場合は、2~3分でもOK - 湯船から出て、5分間休憩
もしくは、体や髪などを洗う - 計、3回繰り返して終了
湯船にしっかりと浸かることで得れる効果
次にダイエット以外で、湯船にしっかりと浸かることで、得られる効果を紹介します。
良質な睡眠と疲労回復
湯船にしっかりと浸かることで、体温が上がり良質な睡眠を得ることができます。
入浴後は自然と眠くなり、無駄に夜更かしをすることも少なくなりますし、食欲を抑えることもできます。
その結果、疲労回復や肌のエイジングにも期待ができます。
入浴後は身体が冷えないうちに布団にはいると寝つきも良くなります。
新陳代謝が高まり冷え症改善
湯船にしっかりと浸かることで、新陳代謝が促進されます。
冷え症などの予防改善につながり、代謝をアップさせダイエットの効果も期待できます。
あまりにも冷えがひどい人は、しっかりと毎日、湯船に浸かれるかどうかが、ポイントとなるので継続できるように心がけて下さい。
風呂で消費されるカロリー
個人差は多少あるものの、一回の入浴で消費されるカロリーは、約90カロリー程度です。
思ったより、消費カロリーは少ないと感じると思いますが、入浴を工夫するだけでも消費カロリーは上げることができます。
また、湯船に長く浸かれば基礎代謝があがるため、1日のカロリー数も少しずつですが上がっていきます。
入浴で継続的に身体を温めることで、冷えにくい身体となり内臓も正常に働きやすくなるため、1日のトータル消費カロリーを上げることが期待できます。
デトックス効果
代謝が良くなることで、毛穴が開きやすくなります。
同じように洗顔しても代謝が良いと毛穴が開いているため、毛穴の奥の汚れをしっかりと落とすことができます。
また、血液の流れも良くなり、発汗作用があるため、身体の汚れも落ち体内もデトックスすることができます。
イライラの抑制
特に女性の場合、生理前にイライラするなどの心理的負担が大きくなる傾向にあります。
湯船にしっかりと浸かることで、興奮状態である神経を副交感神経に切り替えることができるため、リラックスできる状態になります。
身体も疲れ過ぎない適度にほどよく疲れるため、心理的イライラを鎮める効果があります。
湯船に浸かるのが苦手な場合は工夫してみる
お風呂に浸かることは、免疫力を高めたりダイエットにも効果があるとわかっても湯船に長く浸かっていられない人もいると思います。
そういった場合は、お風呂場を少し工夫してみるのも良いと思います。
最近、疲れが取れないと感じている場合、岩盤浴もとても効果的です。
岩盤浴には、免疫力アップやリラクゼーション効果の高く、睡眠の質を高めてくれます。
運動するのが苦手な人でも効果的に良い汗をかくことができるので、お勧めです。
また、岩盤浴の効果については、以前に書いた岩盤浴と入浴はどっちが効果が高いのか?冬のダイエットと冷え症を改善する方法で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。
入浴剤を使う
ありきたりの方法ですが、お風呂に長く浸かるためには入浴剤を入れると気分が変わります。
また、バスソルトは温浴効果が高まりやすく、新陳代謝も効率良く促してくれます。
長時間湯船に浸かることが苦手な人でも少しの時間で温浴効果が高まりやすいため、湯冷めしにくくなります。
塩には体を温める効果があり殺菌作用もありますので、湯船のお湯を使い身体や顔を洗うことで、ニキビ予防にも効果的です。
他にもみかんの皮を湯船に入れることで、血圧下げる効果や風邪の予防、食欲不振の解消にも効果があります。
市販の入浴剤を使うこともお良いですし効能も違いますので、気分に合わせて工夫しながら、使ってみると良いでしょう。
アロマオイル
入浴時に天然100%のアロマを焚くのもお勧めです。
少し値段はしますが、精油のアロマオイルを選ぶことで、植物からの効能を受けやすくなります。
また、精油は100%天然のため、安価なアロマオイルとは効果が全く違います。
但し、精油は抽出した植物のオイルにより、価格にばらつきがあります。
身体に合う合わないがあるため、ショップの店員さんに話を聞いて理解した上で使用することをお勧めします。
また、アロマオイルはそのまま、湯船に混ぜ入浴剤としても使えます。
アロマオイルを焚く場合、お風呂の照明を落として湯船に浸かることで、リラックスすることができます。
お風呂グッズ
お金に余裕があれば、この機会にバスグッズを一式買い変えるのも良いでしょう。
また、お風呂でも使える美顔器を使いバスタイムをエステタイムにしてみるのも方法の一つです。
スマホやタブレットを防水シートに入れて、お風呂で読書するのも良いでしょう。
何もすることがない休日にお風呂でまったり下半身浴をしながら、汗をかくのもお勧めです。
まとめ
長い時間の入浴は身体を疲れさせてしまうこともありますので、過度に入浴すると逆効果になりますので、体調が悪い場合はすぐに切り上げることも大切です。
他にもダイエットした後のリバウンドを抑制する効果としても、入浴は効果があります。
もともと太りやすい人でも、しっかりと入浴することで、体重を維持できます。
入浴と睡眠をしっかりできていれば、過剰にお腹が減るなどの食欲を抑えてくれる効果もありますので、参考にしてみて下さい。