老化の速度が人によって違う理由とは?早く老ける人と老けない人の差と老化予防対策

老化の速度が人によって違う理由とは?早く老ける人と老けない人の差と老化予防対策

若くて綺麗な女性3人組

同じ年齢なのに若く見える人

年齢を重ねるごとに肌や身体の悩みが増えてきますが、男女問わず、誰にでも起きます。
ただ、同じ年齢でも若く見える人と老けて見える人がいるのも事実です。

何故、同じ年齢なのに老け方に差が出るのか、誰でも一度は、気にしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、人によって違う老化の速度の原因と老化が起こる外的要因なども紹介していきたいと思います。

老化速度に関係するテロメニア遺伝子

まず、早く老ける人と老けない人の違いを理解するためにテロメニア遺伝子についても触れてみたいと思います。

遺伝子と聞くと、がっかりする人も多いかもしれません。

ただ、老化速度には、このテロメニア遺伝子が密接に関わっているのは、事実と言われています

では、一体、テロメニア遺伝子とは、どういった遺伝子なのか紹介していきます。

テロメニアとは、染色体の末端部分にある構造部分のことを指し、染色体の末端を保護する役割があります。
つまり、この末端部分にあるテロメアの長さこそが、早く老化するかしないかが決まります。

加齢と共に短くなるテロメニア遺伝子

テロメアの長さは遺伝子で決定され年齢を重ねるごとにテロメニアが分裂しテロメアが短くなり、結果として老化現象が起こります。

但し、テロメニアは遺伝子により、長さが違いますが、自分の持って生まれたテロメアの長さが長い人程、老化速度が遅くなるといったことが起こります。

遺伝子の話だったら、諦めるしかないと思う人もいるかもしれませんが、テロメニア遺伝子が元から長い人でも生活環境や食生活によって早く短くなってしまい、結果的に老化速度を速めてしまっている人もいます。

そのため、一概には、遺伝子が原因と言いきってしまうのは問題があります。
それに、実際、自分のテロメニア遺伝子が平均よりも長いとか短いなんて調べる人なんて、ほとんどいません。

ただ、一つの参考として、同じ年齢の人よりもいつも若く見られる人は、もしかすると、テロメニア遺伝子が同世代の人よりも長いのかもしれません。

老化を加速させる紫外線からのダメージ

紫外線は肌によくないと言われているため、日常生活でも紫外線によるダメージを気にされている人も多いとおもいます。
紫外線をを浴びることにより、テロメアも短くなっていきます

身体への影響としては、皮膚へのダメージ、頭皮、目といった、露出している部分に影響を及ぼしやすく、シミや白髪、抜け毛といった影響が現れます。

ただ、全く紫外線にあたらなくなると、ビタミンDが形成されなくなり、骨粗しょう症の原因や骨折時の治りが遅くなるといった影響もあるので、適度に陽にあたることも必要です。

紫外線が与える老化速度

実際に必要以上に紫外線を浴びるとどのようなダメージを受けるのかですが、肌への影響は皮膚細胞にダメージを与え、シワやシミなどの原因を作り出し老化させます。

また、紫外線から受ける影響は紫外線を浴びた時間と強さに比例します。

顔への影響はもちろんですが、特に手の甲の老化の80%は紫外線によるものと言われています。
肌の回復が間に合わず、シミやシワとなって現れ老化するといった具合です。

手の甲は顔よりも重要視されにくいため、UVケアがおろそかになりがちです。

同じ手の甲でも利き手の方が早く老けると言われているので、実際に左右の手の甲を見比べてみて、利き手にシミやイボのような斑点ができていれば、ほぼ間違いなく紫外線による老化現象と考えても間違いないでしょう。

別名、紫外線からの老化を光老化とも呼びます。

最近では、皮膚科やクリニックでも光老化で受けたダメージによる肌再生の治療を行っているところもあるので、気になる人はかかりつけのクリニックなどで、聞いてみると良いでしょう。

但し、病気ではないため、保険適用外の自費治療となりますので、ご注意下さい。

また、手肌のケアについては、手肌の老化を止めたい!手肌で実年齢がバレてしまっているかも!意外と人からみられている?で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。

ブルーライトでも老化が加速する

実は、光老化は太陽の光だけではなく、パソコンやスマホにも含まれるブルーライトも原因の一つであるといわれています。

また、ブルーライトは紫外線よりも影響が強い可能性があるとされています。

ブルーライトを予防するには、目を守るパソコン眼鏡の着用も重要ですが、手や顔にも知らず知らずのうちにブルーライトを浴びてしまっています

紫外線やブルーライトは、目に見えないので、自覚しにくいですが、電子機器から受ける光老化の影響もあるということです。

特に年中パソコンで仕事される方は、冬でも手の甲にUVクリームを塗っておいた方が良いでしょう。

実際に私も年中パソコンで仕事をしているので、夏に使用していたUVクリームの余りを手の甲に塗り、冬でも光老化の予防をしています。
他にも光老化から、肌を守るためにUVケアも重要ですが、その前にしっかりとした保湿も必要です。

夏になるとさっぱり系の化粧水に変える人もいますが、夏の日差しが強い時期にこそ保湿が大切です。
なぜなら、保湿することで肌が潤い膜を肌にはってくれるので、紫外線による乾燥を防ぐと同時に水分の蒸発をも軽減してくれます。

実年齢よりも若く見える人は、このような肌への保湿手入れを早くから、取り入れ気を遣っています。

また、ブルーライトの影響については、以前に書いた見過ごせないパソコンメガネ(眼鏡)の効果とブルーライトが身体に与える影響と老化で紹介していますので、そちらも併せて参考にしてみて下さい。

紫外線と目の影響

紫外線は目にも影響を与えます。

日差しが強い日に目が疲れたり、痛いなど感じた時は要注意です。
肌は紫外線予防する事が可能ですが、目は無防備な状態です。

特にドライアイの人は、紫外線が知らないうちに目に直接侵入し、思わぬ病気の引き金になっていることも考えられます。
日差しが強いと感じる日は、サングラスやサンバイザーなどで目を保護すると良いでしょう。

私の体験談として、サングラスを買いに行った際にショップスタッフさんから、日本人はあまりサングラスを掛ける習慣がため、目の病気にかかる人が多いと聞きました。

欧米では、日本よりも湿気が少なくもろに肌や目に紫外線を受けるので、早くからサングラスを掛けるそうです。

サングラスはできるだけ、頬の上くらいにくる大きなサングラスを選ぶ方が肌への紫外線カットに繋がるので良いそうです。
紫外線が強くなる季節は目にも気を使うことで、目の周りの小じわやたるみなどといった老化現象も少し遅らせることができます。

老化の速度を早めるストレス

ストレスは老化の原因ともいわれています。

ストレスを溜めることにより、ストレスホルモンがコラーゲンを破壊しシワやたるみを加速させます。
なるべく、ストレスをためないことや受けないことが一番ですが、現代社会ではなかなか難しいでしょう。

せっかく長いテロメニア遺伝子を持って生まれてもストレスで短くなると意味ないですよね。

できるだけ、ストレスを受けても適度の運動や質の良い睡眠、正しい食生活でテロメアの長さが短くならないように予防することも必要です。

運動を習慣化することで、適度に体が疲れ悩みがあっても自然と眠くなり、疲れも翌日に持ち越すことなくストレスが軽減されます。

ストレスを溜め込みやすい性格

性格によってもストレスを溜め込みやすい人とそうでない人がいます。
特に下記のような性格の人は要注意です。

ストレスに弱い人の特徴

  • 几帳面、一つのことに拘る
  • どちらかというと負けず嫌い
  • 物事をマイナスに捉える
  • せっかち

このような性格の人は、少しのことでも大きなストレスになってしまうため、定期的にリラックスできる時間を作るようにしましょう。

お風呂にゆっくり浸かったり就寝前にアロマオイルでリラックスしたり、その日の疲れその日のうちに癒して、できる限りストレスを溜めないようにすることで、老化速度を緩める効果があります。

血糖値が老化の原因になる

ストレスを受けると人間の体は交感神経が活発になり、さまざまなホルモンが分泌されます。
体内で血糖値を下げる働きがあるのはインスリンのみで、その他のホルモンは血糖値を上昇させます。

更に、ストレスからくる過食で高カロリーの物やお酒などを飲みすぎて更に血糖値が上がります。

そして、体が糖化し早く老ける人と老けない人の差が出ます。
糖は老化の原因である、スイッチをONにしてしまうと警告されているので、ストレス以外でも糖分の摂り過ぎや炭水化物の摂り過ぎに注意することも必要です。

肥満を防ぎ老化を速度を遅らせる

大幅にダイエットで減量したことがある人は分かるかもしれませんが、極度な肥満は痩せても綺麗になるのではなく、痩せた後に老けて見えるといったことが起きてしまうことがあります。

細胞の若い10代なら身体が柔軟に対応してくれますが、20歳を過ぎて極端に太り痩せた場合は妊娠線のようにひび割れができます。

風船のように張っていた皮膚がダイエットにより、縮んだので皮膚はのびきったままになり、みすぼらしく見えてしまいます。
極度なダイエットと肥満はまさに老化の速度を早めてしまいテロメニア遺伝子にもダメージを与える原因につながります。

余分なカロリーを摂取することで、体内でも活性酸素が増え、便秘、血圧上昇、くすみといった具合に糖尿病にもつながります。
肥満を防ぐことで、食費の節約にもなります。

季節に応じた旬の野菜を食べることで、効果的に季節に応じた身体の耐性がつきますし、細胞レベルでも身体が活性化するため、若々しい印象になります。

老化と加齢の違いを理解する

老化と加齢を同じような意味で捉えている人が多いようですが、実は加齢と老化では全く意味が異なります。

加齢は生まれてから死ぬまでの間の時間の経過のことを指し、時間経過と共にその人その人に起こる体の現象を指します。

一方の老化は成熟期以降に体の機能が低下することで起こる体の現象です。
ここで、少し加齢による病気なども簡単に紹介していきます。

加齢による病気

  • 動脈硬化
  • 白内障
  • 更年期障害
  • 骨粗しょう症
  • 認知症
  • パーキンソン病 など

老化による身体の変化

  • 体調の変化
  • シミ、シワ、たるみ
  • 加齢臭
  • 排尿障害
  • 筋力低下
  • 難聴 など

同じように思われがちな加齢と老化ですが、加齢と老化では身体に現れる症状が全く異なります。
老化による症状に心当たりがあれば、今からでも改善していくことができます。

頭をどれだけ使うかで老化速度が変わる

日ごろから、趣味や旅行などをアクティブに行動している方が老けにくい傾向があります。

しかし、アクティブに動いていなくても先読みをしたり、仕事の効率化など普段から考えていているだけでも老化速度を遅らせることができます。

年齢を重ねる度に外部からの刺激にも慣れてしまい、自ら行動を起こしたり、自主的に考えて動くといった行動がどうしても減ってしまいます。

性格に起因する部分も多いですが、若い人と比べると少なからず考える量は減ってしまいがちになりますので、頭を使っていないと感じたら、色んなことに対して興味を持つことを習慣化してみて下さい。

何気ないことからはじめてみるだけでも、老化を防ぎ実年齢よりも若く見えることにつながります。

脳を活性化させる方法

少しの努力で脳を簡単に活性化し老けないようにすることができます。

家でじっとしているのが好きな人は、IQテストをやってみるのもお勧めです。
IQテストにはまると楽しいですし、IQテストを受けるだけでも脳は活性化され、メンサでも受けてみようかなと思い始めたりします。

そうすると身体もアクティブになり、本屋で新しいIQ本を購入したり、趣味の一つとしても楽しめます。

また、脳の領域は未知数と言われており、無限の力を秘めている場所でもあります。

実際に脳を活性化させることで見た目も若返るといったこともありますので、まずは読書やクイズといった身近なことから始めてみるのも良いでしょう。

ここで、一つ脳を活性化させるといったことを勘違いしてはいけませんので、注意しておくと、悩み事で脳を使うといったことではありません。

悩みごとはストレスの何者でもありません。

遺伝子検査で調べてみる

老化速度が生活環境である程度、改善できると言っても実際に自分の遺伝子がどのようなタイプなのか気になる人もいると思います。

美容や健康、肥満も遺伝子のタイプにより、千差万別です。

最近では、手軽に自分の遺伝子タイプを簡単に調べれるキットもあります。

気にになる人は、検査キットで自分の遺伝子タイプを調べることで、より効果的に若さを保つヒントになると思います。

遺伝子を調べると病気のリスクも把握できる

遺伝子タイプを知ることにより、肥満傾向や肥満タイプだけではなく、病気のリスクも分かります。
遺伝子タイプを把握することで、自分にあった食生活や摂るべき食べ物などピンポイントで分かり、老化予防以外にも将来の病気のリスクを減らす事ができます。

人間ドックよりも手軽で行えるため、人間ドッグに抵抗のある人はまずは、遺伝子キットを活用してみるのも良さそうです。
遺伝子キットは検索すれば、いろんなタイプの商品があるようなので、こういったキットを使ってみるのも面白いかもしれません。

遺伝子検査キット
参考 商品名 価格
楽天 【送料無料】ダイエット遺伝子検査キット『遺伝子博士』DNA検査 4,290円(税込)
Amazon 【送料無料】遺伝子検査キット GeneLife Genesis2.0+ 14,900円(税込)

まとめ

欧米人は、日本人よりも老けて見える傾向にあります。

10代でも非常に大人っぽいですし、真っ白い肌は本当に綺麗です。
ただ、圧倒的に20代後半~欧米人は日本人に比べて老けてみえます。

その理由の一つには、欧米人は日本人よりも太りやすい食生活をしているからです。
また、白人はメラニンがアジア人に比べて少ない為、非常に紫外線に弱く、直ぐにシミやそばかすとなり、肌にダメージを受けてしまいます。

もちろん、欧米人も日頃の食生活や紫外線などに気を付ければ老化は防げます。

そのことからもわかるように食生活が老化にとって大切か分かりますよね。
高い化粧品を使うのも良いですが、食生活や運動を取り入れる事で高い化粧品を使う以上の効果が得られる可能性は高いといえます。

 

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